2011年8月29日月曜日

Block Off!!

 わたしは、孤軍奮闘するママを応援しているつもりのBetty。

 今日からAoaoは、弓道部の夏合宿に出かけてしまった。犬猫のお世話になにかと便利なAoaoがいないと、けっこう大変らしい。1日少しでも、「ちょっと見ていて!」ができるとできないとじゃ、大違いなんだって。

今日は高島屋のバッグからこんにちは。
とにかく入り込まないではいられない。

 何が一番面倒かっていうと、Emilioがキッチンに入り込むこと。3秒あれば、いろいろ踏み台にしてキッチンのカウンターに飛び乗る。犬のゲートなんかなんの意味もない。

 そもそも、あの猫は「だめ!」って声は怖いけど、何がどうだめなのか理解する気はない。だから適切なタイミングで「だめ!」って言わなくちゃいけないけれど、はっと気がつくと、カウンターを乗り越えて探索を始めているんだから。ママ、鈍いって。
 ご近所の猫が子猫の頃、料理中にガスレンジに近づいて、見事にひげを焦がしたそうだ。怖すぎる。猫って馬鹿??

お気楽に仲間と群れている犬と違って
猫は独力で獲物を取らなきゃいけないんだから
指示待ちしている暇はないわけ。
毎日これ鍛錬の日々なのである

 そういえば昔、Cookieが子犬の頃、ガスレンジに前足をかけたので、ママは「アチチでしょ」って、その前足を火に近づけたことがあるんだって。
 ママの手で包んで近づけたから、熱くはなかったはずだけれど、ママの剣幕に恐れをなしたんだね。ママの「アチチ」っていう警告は絶対になった。

 わたしもCookieに習って、「アチチ」には近づかない。一緒に過ごした日々で、犬から犬に伝えられたものは多いんです。

 ピアノの上のこのお人形と熊は
Aoaoの出産祝いにいただいた。
吾輩がかわいがってやるぞ。
18年分の埃がうまい。

 というわけで、Emilioがドッグバッグの外で遊びだすと、まったく落ちつかないママが考え出したのは、バリケードだ。犬と違って体当たりしたり、しつこくひっかいたり掘ったりはしないだろう、とりあえず進入できないとわかればいいんだからってね。

 
ホームセンターで売ってるウレタンマット。
ただつなげて置いているだけ。
たとえ倒れても、
軽いからどうってことはない。
ただ、へんてこりんなだけ。

 すこしは効果があるみたい。よしよし。

 毎日毎日、つぎからつぎといたずらをしては捕獲されるEmilio。この前はママの手から逃げようとして、肩に駆け登って、ママの耳たぶを後ろ足でひどく引っかいてしまった。そのときのママの「うっ」っていう音、あれは警戒音じゃなくて、もっと危険な音だよ。思わずわたしも、Emilioもその場で凍りついたよね。ママは一言も怒らないけれど、無言の「気」がすごいんだから、これが。

Aoaoってけっこう手荒なかわいがり方をする。
わたしは絶対服従だけれど
Emilioは真っ向勝負をかけて
絡んでいく。
やっぱり馬鹿かも。




2011年8月26日金曜日

First Apple

 吾輩は果物もかじってみる猫Emilioである。メロンと梨もいけるし、この前はテーブルに山盛りになっていたスイカを、勝手にいただいてみた。おいしいですよ、なかなか。


きょうはLOFTの袋からこんにちは。


 リンゴはBettyの大好物だけれど、吾輩はまだ食べていない。ママは、旬じゃない春や夏にリンゴを買わないからだ。信州生まれとしては、今出回っているものは納得できないらしい。


 さて、Apple社のCEO、Steve Jobsが退任したそうだ。吾輩にはまったく関わりがないように思えるけれど、そもそもうちのママもパパもアップルのパソコンから、この世界に入ってきたとか。それからiPadに至るまでを思うと、ふたりとも感慨深いらしい。いわば、吾輩たちのごはんのもとのもとと言ってもいいかも。


猫砂をかえてもらいました。
オーガニックなオーストラリア製、
なぜかアルファルファが原料。
「ナッティーキャット」が10kg届きました。
干草の香りが充満しています。
これもパパとママがしみじみ
働いているおかげであります。
濡れると、ぼそぼそになって分解されるだけ。
今までの白い紙砂は濡れると
色が変わって固まって、
とても便利だったけれど、
細かな粉があたりに飛び散ってしまう。
人間も犬猫も吸い込んじゃうよね。
ママはどうも気に入らなかったんだ。

 ママなんか20年以上前、配属が変わって初めて与えられた自分専用のパソコンがアップルだった。当時は部署で数台を共有する時代だったので、どんなに誇らしかったことか。ネットワークを組む時に、Hassakuって名前を初めてつけたのもこの時。
 今なら当たり前の、いや、はるかにレベルの低いあれこれに驚いて感動していた、かわいらしい時代だった。カラープリンターの高価さとその性能にも涙した昔、昔の話。

 以来いろいろなパソコンを一度もマニュアルを見ないまま、よくも使ってきたものですな。
 海外の大学院から帰国したての上司が、アメリカ人は日本人ほど器用ではないから、アップルには複雑すぎる操作はありえないはずだ、だれにでもわかるように作ってあるはずだ、と暗示をかけくれたからだ。
 素直なママは以来、全てのパソコンも携帯もそんな感じで、実に適当に使っている。きっと知らないで損していることも多いんじゃないかな。


当時、実に優秀な部下がいっぱいいて
わからないくせに、いばりにいばって
何度も教えてもらっていたくせに。
みなさんのおかげで、20年以上なんとかやってます。

 日本の戦国時代のように、これからますますめまぐるしく変わっていくであろうこの世界。そんな調子で、ママ、ちゃんとついていけるかな?
 そういえば、イヤホンがどれも気持ち悪いから、iPodを使いたくないなんて、もう何年も眠らせたままだよね。


戦国時代といえば、小学生の頃から
司馬遼太郎を読んでいたママも認める
まったく新しい信長。石井あゆみ「信長協奏曲」。
5巻で松永弾正、そう来たか、って感じ。
まとめて大人買いして損はないかも。

2011年8月22日月曜日

Our Naughty Kitten

 わたしは暑すぎるのもいやだけれど、雨降りも悲しいBetty。お散歩の代わりにシャンプーなんかされたって、うれしくなんかないんですけど。

 もっとうれしくないのは、こいつの仕業。推定4ヵ月を迎えたこの猫は、つぎからつぎと悪事を繰り返す。悪気はないんだろうが、あるように見えるのは、この目つきのせい。リビングだけしか知らないけれど、世の中が楽しくてしょうがないらしい。

縞模様が見えなくなるほど毛が黒々。
その行いも腹黒い。
 
ああ、無残。

 Emilioのジャンプ一発、わたしの頭の横50cmに落ちて砕け散ったピルケース。中になんとなく入れておいた鍵やビーズ、なぜか入っていた犬たちの乳歯が飛び散った。

 哀れ、ちゃんと飛べなくなった蝉。

 ジージーという激しい音と共に、Emilioがくわえて飛び出してきたのは、なんと蝉。なぜかドッグバッグの裏に潜んでいたらしい。洗濯物と一緒にベランダから紛れ込んだのかな?とことん運の悪いことに、奴に捕獲された。

 その瞬間に立ち会ったパパは、決して蝉を口から放さないEmilioを抱っこして絶叫するばかり。イキモノが怖いパパには、なんとおぞましい経験でしょう。腰が抜けそうなパパを救ったのはAoao。蜘蛛以外は平気みたい。
 ママは笑っていた。Emilioは、蝉をばらばらになるまで、いじって遊ぶつもりだったんじゃない?って、さらにパパを怯えさせていた。

 
仏壇の上は妙に落ち着く。
ここからリビングを睥睨するのだ。

 だれも遊んでくれないと、ピアノから仏壇に上る。もう、軽くひと跳びで行けちゃう。お盆にご先祖様にあいさつしたからって、それはまずいと思う。お供えのお菓子やごはんに興味がないのでいいけれど、香炉を倒したら・・・ママがどうなるか、考えたくない。

 だめって言われてやめるなら、猫じゃない。お腹が空いていると、キッチンにも突入する。ここにはうまいものが埋蔵されているって知っている。
 捕獲されて別な場所におろされても、次の瞬間、またキッチンカウンターにたたずんでいるEmilio。この速さ、ジャンプ力、どう考えても犬には無理かも。

ペットはね、そんなに迷惑をかけちゃいけないの。
人間の想定内で困らせないと。

2011年8月15日月曜日

Mandala

 吾輩は、はるかなる高みを目指し続ける猫Emilioである。まだまだ上には上があるはず。目線はいつも上だ!

あの建物の方が高い気がする。
え、このマンションも21階あるの?

 この一家のご先祖様や、眷属の犬やらハムスターやら、お盆なので家に戻ってきたそうだ。ああ、それでお仏壇の上がどうも気になるんだなあ。お初にお目にかかります。新入りのEmilio4ヵ月寸前です。どうぞごゆっくり。

お仏壇の上をふと見ると・・・
Emilioのあいさつがガリガリと。

 きのう、ようやく芸術鑑賞をする気になったママが、パパを引き連れて訪ねたのは、上野の東京国立博物館の平成館。「空海と密教美術展」である。1200年前、最先端の国唐に留学して、不思議で絢爛豪華な仏教を日本に広めたスーパースターというイメージの空海にパワーをもらおうってね。

図録の表紙は白いけれど、
開くとそこには曼荼羅ワールド。
最高にスタイリッシュな舶来美術で
当時の新しいもの好きの日本人を
ひきつけていたんでしょうね。

 朝一番に近くの寛永寺開山堂にお参りした後、チケット売り場に向かうとすでに長蛇の列。お盆休みだったからかも。行いのよい人間が多かったのか、うす曇りで風もあり、15分ほど屋外で待たされたけれどたいしてつらくはなかったみたい。

 おすすめは北大路欣也がゲストの音声ガイド。いつもは使わないのだけれど、仏教美術は全く不案内なので試してみることに。これが、意外にもいい。満足だそうです。

 巨大な「五大力菩薩像」はすごいらしい。「魔を払う」ってこれのことかも?って、ママは夢枕獏の世界にはいってしまいそう。

 一番興味深かったのは、空海の「大日経開題」。自筆の草稿なので、書き込みや訂正がぎっしり。人間空海の息遣いが見える感じ。コピペしてレポートを書いてしまう最近の学生さん、ぜひ見てみましょう。

なぜかけっこう大きなペット用首輪チャーム
この図柄なら使いやすいメモ。

 そこだけ京都修学旅行のおみやげ屋さん状態の、特別展ミュージアムショップ。ママはミュージアムショップが大好きなんだよね。主催者の思惑にあっさりはまるんだな。いったい風信帖の手ぬぐいをどう使うつもりなのか。

 さすがに疲れて、本館を見る力が出なかったパパとママ。休憩どころでアンミツが売られていて、しみじみ幸せだったそうです。

おかえりなさい!
ママ、これはなんのおみやげ?
まさか・・・。
吾輩である。
上も好きだけれど、穴も好きなのである。
袋と取っ手の紐が、もう、たまらん。
お買い物バック最高!
今日はトニックウォーターで
ジントニックを作るんだって。

2011年8月11日木曜日

No End of Worries

 わたしは目薬なんか全然平気のBetty。塗り塗りされても全く気にならない。

 それより、ママがEmilioに猫ごはんを用意する物音の方が気になる。温めた魚を包んだラップをあけた匂いや、カリカリの小さな小さな粒が、これまた小さな小さなお皿に、ほんの数グラム落ちた音だけでスタンバイする。
 最近はEmilioも敏感になって、キッチンのカウンターの上までジャンプしてのぞきにやってくる。ゲートは無意味です。「キッチンは危ない!」ってママが騒ぐから、余計ごはんの準備が遅れるのに、馬鹿な猫。

 さて、わたしはおかげさまで目のかゆみは全くない。すこしだけ白目が赤い気がするので、今日まで薬を1日3回塗ってもらう。

わたしは狭いところが好き。
この小さな椅子が安心する。
なぜか午後4時30分頃までは
のんびり寝て暮らす。
起きて伸びをすると、散歩とごはんを
おねだりするモードに移行する。
今日は夕立来る?

 ママの心配は果てがない。ラブの飼い主には驚きだけれど、猫は普通に吐く。自分で食べる量のバランスを取ったり、危険なものを吐き出すことが出来るらしい。
 そんなことも知らずになりゆきで飼い出したママは、Emilioが「ゲッ」って見事に吐く度に血の気が引く。

 食べすぎやあわてすぎ、暴れすぎで、1ヶ月に1回ぐらい、食後すぐ吐くんだけれど、大丈夫だと思いながらも、その後の様子をはらはらしながら観察しないではいられない。

 たいていは、「おお、すっきり」といった顔つきで平然としている。そして、ママが動揺しながらふき取った嘔吐現場で、しみじみその匂いを嗅ぐ。あ、わたしも嗅いじゃう。全く消化していないから、美味しそうないい匂いなんだよね。

とらの威を借りなくても
態度がでかいEmilio。
大きなソファーで獲物を待つ。
吾輩は散歩にいかないんだから
もっと激しく遊んでくれ。


 昨日の夜も、Emilioはすごい勢いで食べて、直後に遊びまわって、おそらく全部吐いた。久々のことなのでみんなびっくり。
 こんなとき、パパは様子を見ることも片付けることもできない。Aoaoの赤ん坊の頃、病気の時もそうだったらしい。生々しいことは気持ち悪いのか、怖いのか、フリーズしてしまう。

 ママは、やっぱり自分はパパより丈夫で長生きしないと、とんでもない目にあうだろうなあと、不安になる。・・・かもね。

 今回もEmilioは元気いっぱいで、やっぱり全然平気。「食った気がしない!」ってしばらくしたら鳴き出した。そうでしょ、そうでしょ。ママがほっとしているよ。

遠くで雷が鳴っている夏の午後。
気疲れモードのママはちょっと眠い。
吾輩はまだママのベッドで寝たことないぞ。

2011年8月9日火曜日

Our Little Somersault Dog

 吾輩は柔軟性とジャンプ力に自信のある猫Emilioである。ところが家のBettyは、人間に甘える時でんぐり反しをする。いわゆる前転です。赤ん坊の頃は見事に決まったが、大きくなるとさすがに途中でもたつくんだな。ぎゅーっと目がつれて、そこまで真剣にならなくてもいいんじゃないかと心配になる頃、ごろん、と一回転する。


 ところが昨日の朝、ママが目覚めると同時にベッドの上で1回転するはずが、なぜか前足で激しく目をこすったんだ。人間語に翻訳すると「かゆっ!!」って感じに。
 その後も何かの拍子にかゆみが出るらしく、左右どちらも掻こうとする。痛みではないらしく、目の辺りをなぜてあげると落ち着く。


 Bettyは興奮すると白目が血走っちゃうテンションの高い犬なんだが、かゆいのははじめてで、よくよく見ると目の周りが少し、ほんの少し脱毛している気がする。まだ目やにもほとんど出ていないのに、小心者のママは非常事態宣言を発動した。あいかわらず初期過ぎる病気の発見ですね。


黒ラブは地肌もダークなので
皮膚病などの発見がしにくいんだよね。
そうとうひどくならないと赤みが見えないんだもの。
だからって、ママは気にしすぎなんですけど。

 平日の夕方で空いている動物病院で見ていただいた。やはり結膜炎。興奮して一時的に目が血走っちゃうのは仕方がないことだけれど、まぶたの裏側の白目の部分が赤くなってかゆみがあるのは、やはりなにかの感染症と考えた方がいいらしい。


 傷かほこりか、アレルギーか、原因はわからない。うつる病気ではなさそうとのこと。


 ママは猫パンチのせいかしら、猫砂のほこりかしら、と吾輩のせいにして相談している。猫アレルギーじゃないかなんて失礼な。


 挙句の果てに、Bettyはご機嫌になると、どこでもでんぐり返しをするせいじゃないのかしら、と伺ったら、おおいに受けてしまった。本当にこの犬がそんなことするの?って。

ごく弱いステロイド入りの抗生剤
とにかくかゆみを抑えないと
大型犬が掻き壊すパワーはすごいから。
症状が落ち着いたら
すぐ使用をやめるようにって指示をいただいた。

 でんぐり返しをする犬って、珍しい?なかなかビデオに取れないので、You Tubeに投稿できないんだよね。

 ともかく大げさなママは大いに笑われて、薬をいただいて帰ってきた。驚くことに病院で薬を塗ってもらっただけで、かゆみは消えたらしい。せっかちママ、これって初期も初期だったんじゃないの?ほんのり白目に赤みが残っているので、しばらくは薬を続けないと。

 
吾輩の目はでかい。
脳みそと同じくらいだという説がある。
目がでかいのか、脳みそが小さいのか、
諸説分かれるが、とにかく
吾輩と遊んでくれ!出してくれ!

 その間、あまりBettyとは遊べないのがつまらないな。けっこう最近はお互い加減がわかったきたんだけれど。Bettyが吾輩の首をがぶがぶするのも上手になったんだよ。薬が乾くまで待機だなんてやってられない!

2011年8月5日金曜日

Vintage Yukata

 吾輩は、雲にも乗ってみたい上昇志向の子猫Emiloである。どうやら、夏とは思えない涼しい日々が終わったらしい。

 ママは「天空の城ラピュタ」のあの歌を歌いながら、洗濯物を取り込んでいる。お日さまのいい匂いだ。

どこか違う町のように見える。

 弓道の練習試合のために、東京のはじっこの大学まで応援に行ってきたAoaoが、帰るなり、いわゆる猫なで声でママにお伺いを立てている。どうやら明日の花火大会に浴衣を着て行きたいらしい。

 おねだりするなら、吾輩のもの悲しい声を真似しないと。修行が足りないね。
 暑苦しいし、遠いから着崩れちゃうかもというママの心配を、中高の茶道部のお稽古で慣れているから、と、粘るAoao。

 このリュックは通学用。
Aoaoが帰ってくると
いつもみんなで匂いを嗅ぐのだ。
 洗濯の鬼のママは
先週このリュックを洗濯機で丸洗い。
ダウニーの匂いになっちゃったじゃないか!

 結局、大汗かいてクローゼットの奥から浴衣をあるだけ取り出して、ファッションショーの始まりだ。

退屈なので猫パンチ!
吾輩はドッグバッグで待機。
Bettyはあまりの騒々しさに別室に退避。

 検討の結果、明日着るのは、ママが一度しか着ていない30年前の浴衣。ちょうど同じ年頃に作ってもらったそうだ。中学高校の時は、ママの妹が高校生の頃のゆかたを着せられていた。同じく紺地だけれど、もうちょっとかわいい柄だね。

思い出の浴衣を
平気で洗濯機で洗うママ
びくともしないいい縫製です。

 ついにおさがりは古臭くて地味だと言い出して、今風の黒地に華やかな花がいっぱいの浴衣も買ってあるけれど、今年は着ない。


 昔の手縫いの浴衣は、生地も厚くて、何度か水をくぐっているせいか体になじんで、はるかに着やすいのが分かったんだって。Aoaoのおはしょりを直す手つきが、妙に慣れていて、ママはびっくり。


 もっとも、帯結びはママもAoaoも自信がないので、いわゆる「なんちゃって帯」。若いんだもの、無理せず楽しんで着る方がいいよね。
 ところで、花火ってなに?吾輩も食べられるもの??

2011年8月3日水曜日

Our Adventurer Cat

 わたしは最近、暴れん坊のように思われてるBetty。まあ、否定はしないけれど、Emilioだって負けていない。

 一応我が家のテレビも薄型なんだけど、昨日からEmilioは3秒あれば、さくっとテレビの上に乗れるようになった。すでに体重は2kg近くあるはずですが。
無力感いっぱいのママは
Emilioを降ろさずに
写真を撮ってしまった。

 耐震用のジェルパットのおかげなのか、テレビはびくともしない。これ以上体重が増えても大丈夫なのだろうか。

 いったい猫を何匹も飼っている人のお家って、どうなっているのかしら。子犬と違ってお漏らしの心配が全くないかわり、子猫の行動範囲は予測できない。ドッグバッグなしで放し飼いなんて、考えただけでぞっとしちゃうでしょ、ママ。

 そもそも、子猫って奴は何が楽しくて家中探検しているんだろう。高いところ、狭いところが、どうしてそんなにそそられるんだろうか。命がけに思えるんですけどね。

 これなあに?
ダンボール爪とぎなんだ。
縦にも横にも置けて愉快愉快。
Bettyはまったく無視。
吾輩のものって分かるのかな?

2011年8月2日火曜日

A Rookie

 吾輩は自由に生きる猫Emilioである。犬みたいな面倒な群れの掟なんか、ばかばかしくってやってられない。ところが、我が家のBettyはどうも心が狭い。

 夕方、ママとAoaoはBettyを連れて、新入りの英ゴルBuddyを訪ねた。彼はあの大先輩Harryの弟としてやってきた2ヶ月の坊や。先日は英ゴル姉さんJuddyが上手に相手をしてあげたとか。はたしてBettyはいかに?吾輩がリポートしようではないか。

いらっしゃい!
歓迎します!

 BettyはとにかくBuddyのママが好き。何度も預かっていただいたし、おいしい手作りおやつをプレゼントしてくれるし。

 今日もはりきってドアに飛び込んだ途端、そこにいたのはBuddy。は?何者?なんてBettyがまごまごしていたら、陽気なBuddyがはしゃぎ出した。

 それがね、こともあろうにBettyにマウントしたんだな。もしもし、Buddy。色気20パーセント、負けん気80パーセントのBettyがマウントされたのは、約3年前ラブの大先輩ララに1回だけなんだってよ。相手が悪すぎますよ、坊や。

 大物という噂どおり、少々追い払われてもほにゃほにゃと(ラブ的に)はしゃぐBuddy。うちのBettyの堪忍袋の緒はすぐ切れますよ。

怒られて腰が抜けました。
姉貴には一歩下がって従います。

 ほーら、怒った、怒った。怒って吠えて追い詰めた。英ゴルの大家族に囲まれて育ったBuddyだけれど、ラブのテンションの高さにはびっくり。お腹を出して、ごめんねポーズをするしかないよね。あわててママもBettyを怒ったから、すごく狂暴なお客が来たって思ったろうね。


 その後、Bettyは愛するBuddyママを独り占め。やたら甘えて吠えている。(自分の飼い主のことは、ほとんど無視なのはなぜ?)ときどきBuddyが逆らえないように、上から目線を投げかけて威圧もしている。勝負あったね。気の毒に。

 
ラブ慣れしているAoaoにも逆らえない。
ぼくの動きは全て読まれている。
ラブよりゆっくりなんだって。
・・・なんて荒っぽい連中なんだろ。


 もっともBettyがあまりいい気になっていると、ママがお借りしたうちわをちらりと見せて、身の程を思い知らせている。

 うちのママは、うちわでハエや蚊を空中で叩き落とすのだけれど、その殺気のあまりのすごさに、Bettyはうちわが嫌いなんだ。一度もBettyを叩いたことなんかないのにね。とにかくママがうちわを持つと気力が萎えるらしい。ふふふ、吾輩は燃えるけど。

こんなのがお外にうようよいるのかな。
とんでもない町に来ちゃったな。

 そんなこんなで、うちのママとAoaoはBuddyと遊び放題。むくむくのふわふわ。子犬の匂いがする。幸せの匂いだね。

 Buddyのママが言うほど、いたずらっこでも暴れん坊でもない。ちゃんとBettyの顔色を読んで、ご機嫌をそこなわないように後をついて回ってもいる。なかなかやるね。

 BettyもBuddyのしおらしい様子に満足して、先輩風を吹かせている。ああ、騒々しい初対面でした。ごめんね、Buddy。

 今度は家に来てもらって吾輩も会ってみたいけれど、どんな騒ぎになることやら。言っておくけど、吾輩にマウントするのは無理だから。そうそう、Buddyママが来ると、うれしすぎてBettyがまたまた興奮するから、Buddyパパとおいでよ。どうなるんだろう。いい考えだよね。

2011年8月1日月曜日

Mismatched Toys

 わたしは、このところの涼しいお天気がうれしいBetty。とはいうものの、豪雨の被害が日本あちこちで出ているらしい。今年は本当に厳しい年みたい。

スイスの娘さんをちょいちょいと
いじってみたい子猫はまだ3ヵ月。


 さて、本棚に軽々と飛び乗って、壁掛け時計の振り子で遊んでしまうEmilioのために、珍しくパパがおもちゃを買ってきた。

このボールをEmilioに?
はて?

 大型犬にすっかり馴染んでいるパパは、なぜかadidasの小さなボールを買ってきた。これはわたしのためじゃないの?

 案の定、Emilioはまったく興味がない。このサイズの球体は、猫の興味の対象から大きく逸脱している。ご近所に登場した英ゴル少年Buddyが、遊びに来たら使うことにしましょう。

 さてさて今度はわたしの番。最近どうしてもEmilioに手がかかるから、待ち時間が多いわたしにママが買ってくれたのは、新巻鮭。噛むとかさかさ音がする。ありがとう、ありがとう。


気の抜けた顔をしている鮭

 ママと少し遊んでいたら、ほらね、Emilioも興味津々。あいつはわたしがママと何かしていると、絶対に見に来る。歯磨きもチェックしに来る。猫も歯磨きするって本当ですか?

なに、その音?
紐より面白い?
犬みたいに口を開けないから
なにかたくらんでいるように見えるのかも。
 うずうずしてきましたね。
 
吾輩も、吾輩も!
混ぜて混ぜて!!
スライディングしてきました。

 本当なら端っこと端っこをくわえて、熱い熱い引っぱりっこをしたいのに、あの猫はちょろちょろと猫パンチ猫キックするだけ。本当に使えない猫。だんだんしらけちゃう。

 魚なら猫用だろうとパパは言うけれど、猫の祖先は砂漠の肉食獣なので、魚が好きだと思い込んでいるのは日本人だけらしい。

絶対に壊さないから、すこし遊ばせて。
ちょうど猫キックするのにいい大きさなの。


 でも、Emilioは魚が好き。昨日、新鮮そうな生の鱈をボイルしたらとても美味しそうに食べた。初めての離乳食の時は全く食べなかったのだけれど、あれは幼かったからなのか、解凍して売られていたお安い鱈だったからなのか、ちょっと疑問。実は、この猫は解凍して売られている魚は、まったく食べないという疑惑が持ち上がっているのだ。ボイルしたら同じじゃないの??

 わがままな。じゃあ、食べなくてよろしい。わたしが食べる。