わたしは、孤軍奮闘するママを応援しているつもりのBetty。
今日からAoaoは、弓道部の夏合宿に出かけてしまった。犬猫のお世話になにかと便利なAoaoがいないと、けっこう大変らしい。1日少しでも、「ちょっと見ていて!」ができるとできないとじゃ、大違いなんだって。
今日は高島屋のバッグからこんにちは。
とにかく入り込まないではいられない。
何が一番面倒かっていうと、Emilioがキッチンに入り込むこと。3秒あれば、いろいろ踏み台にしてキッチンのカウンターに飛び乗る。犬のゲートなんかなんの意味もない。
そもそも、あの猫は「だめ!」って声は怖いけど、何がどうだめなのか理解する気はない。だから適切なタイミングで「だめ!」って言わなくちゃいけないけれど、はっと気がつくと、カウンターを乗り越えて探索を始めているんだから。ママ、鈍いって。
ご近所の猫が子猫の頃、料理中にガスレンジに近づいて、見事にひげを焦がしたそうだ。怖すぎる。猫って馬鹿??
お気楽に仲間と群れている犬と違って
猫は独力で獲物を取らなきゃいけないんだから
指示待ちしている暇はないわけ。
毎日これ鍛錬の日々なのである。
そういえば昔、Cookieが子犬の頃、ガスレンジに前足をかけたので、ママは「アチチでしょ」って、その前足を火に近づけたことがあるんだって。
ママの手で包んで近づけたから、熱くはなかったはずだけれど、ママの剣幕に恐れをなしたんだね。ママの「アチチ」っていう警告は絶対になった。
わたしもCookieに習って、「アチチ」には近づかない。一緒に過ごした日々で、犬から犬に伝えられたものは多いんです。
ピアノの上のこのお人形と熊は
Aoaoの出産祝いにいただいた。
吾輩がかわいがってやるぞ。
18年分の埃がうまい。
というわけで、Emilioがドッグバッグの外で遊びだすと、まったく落ちつかないママが考え出したのは、バリケードだ。犬と違って体当たりしたり、しつこくひっかいたり掘ったりはしないだろう、とりあえず進入できないとわかればいいんだからってね。
ホームセンターで売ってるウレタンマット。
ただつなげて置いているだけ。
たとえ倒れても、
軽いからどうってことはない。
ただ、へんてこりんなだけ。
すこしは効果があるみたい。よしよし。
毎日毎日、つぎからつぎといたずらをしては捕獲されるEmilio。この前はママの手から逃げようとして、肩に駆け登って、ママの耳たぶを後ろ足でひどく引っかいてしまった。そのときのママの「うっ」っていう音、あれは警戒音じゃなくて、もっと危険な音だよ。思わずわたしも、Emilioもその場で凍りついたよね。ママは一言も怒らないけれど、無言の「気」がすごいんだから、これが。
Aoaoってけっこう手荒なかわいがり方をする。
わたしは絶対服従だけれど
Emilioは真っ向勝負をかけて
絡んでいく。
やっぱり馬鹿かも。