わたしはこの家でいろいろなものを黙って見てきたBetty。騒々しいこの一家のあれこれを全部知っている。楽しいことも、悲しいことも、一緒に笑って一緒に泣いてきた。
パパは意外に気が弱いので、誰と行くのか、何時に帰ってくるのか聞けない。ママはパパの動揺している様子をからかいつつ、「せめて朝家族でお茶を飲んでから出発して」ってAoaoに命令している。命令ですよ、命令。
銀座のクロイソスの中国工芸茶
Happy Birthdayという名前
お湯を注ぐと花が開きます。
くせのない飲みやすい味です。
3年前のこの日は、Cookieを天国に送った日。前の晩から病院に行くぎりぎりまで、わたしとママはリビングに寝ていたCookieにくっついていた。高校に行くAoaoは、「たぶんこれでお別れだね」って最後にCookieをなでていた。あの日、朝ごはんって食べたんだろうか?確かお誕生日のケーキなんてなかったよね。
わたしがこの家にやってきたばかりのころ。
行儀が悪いってCookieによく叱られた。
ちょっと世をすねていたので
生意気な顔をしてるでしょ、わたし。
朝ごはんといえば、今年の誕生日の翌日、かなり疲れて寝ぼけていたAoaoは、何を思ったか2回目の朝ごはんを食べさせてくれた。さすが大人になると気前がいいですね。ものすごく幸せなひと時でした。でも、ママに発見されて夕ご飯をろくにもらえなかったので、ちょっと恨んでます。
ストレスを感じると足を舐める犬が多いそうですが
わたしは満腹でテンションが上がると前足を舐めます。
ごはんのスープが飛んでいるっていう説もあります。
喜び悲しみの果てに我が家にやってきたみなしごEmilioは、ママに徹底的に甘やかされている。何をしても命にかかわらない限り許される。玄関の熊手の飾りを着々と破壊し、みんなのiPodのイヤホンをことごとく噛み砕いている。折れ線グラフみたいになった哀れなイヤホンの数々よ、さらば。
届いた届いた、段ボール。
うちの犬たちは人間の荷物をいじったことはないのに
この猫は好奇心を押さえられない。
Cookie!しつけなおしてください。
165㎝ぐらいあります。かなりしっかりしています。
マンション住人のみなさんを見下ろしています。
上から目線ってこういうことです。