2012年11月15日木曜日

Why Does My Cat Chew on Everything?

 吾輩は、むやみやたらにママに「ダメダメ」って言われるEmilioである。悪いが納得できない。

 正直に言おう。去年より体重が600g増えてしまった。予防接種の時、獣医さんに下腹のお肉を指摘された。デブじゃないけど、むっちり。このまま増え続けてはいけないそうだ。

 ママが心を鬼にして毎食数グラムずつダイエットしたせいか、ますます身のこなしが軽くなった。これはいいことなのか、わるいことなのか。

お散歩して夕ご飯を食べたら
Bettyはうとうと。
Bettyはパピーのころから
おもちゃ以外かじったことがない。
破壊活動に一切興味がないんだ。
はいはい、ご立派ですよ。

 日が沈むころから、吾輩の心はうきうきし始める。ママが録画しておいた海外TVドラマをぼんやり見始める夕食後がピークかな。最近のお気に入りは、ごりごりかじること。

 どうしてうちの猫は何でもかじるんでしょう?って、世界のあちこちの人がネットで質問しているけれど、吾輩はやわらかい木が好きだね。たまらんのだ。

がたんと音がしちゃうからばれちゃうけど
写真立てをひっくり返して
スタンド部分をごりごり
後ろの写真の中のCookieもびっくり!

ごりっぱな伸縮ダイニングテーブルの裏
伸ばした部分を留めるここ!
80年の重みをごりごり。
ママが絶叫している。

この時計
やわらかい木でできている。
どれどれ。ドイツの木ですか?

ぶらんこのお嬢ちゃん
つかまえたと思ったら・・・
ママが追いかけてきた!

なにか?

黒ラブ兄貴Mackのママからもらった
マグネット。通称Mack
男前が尻尾なし。
悪いな。

 ママが仕事で留守番しているから、夜暴れるのかなって思うでしょ。吾輩は日中はたとえママがいても、ひたすら寝ているんです。夕暮れと夜明け、まさに肉食動物の活動時間に燃えるわけ。

 その点、人間と一緒に起きて、一緒にくっついて寝る犬ってやつは、なんというか、軟弱である。うん。

 秋葉原のパン屋さんでみつけた黒猫
これは食べさせてもらえない。
チョコってそんなにまずいのか?

2012年11月12日月曜日

Stage Mother

 わたしは、保護者同伴で毎日散歩しているBetty。いつまでもパパとママのこどものまま。

 家族はわたしの一歩一歩をフォローしてている。このマンションの遊歩道はショーのランウェイみたいなもので、犬たちのステージパパやママが行き交っているっていう感じかな。

今年の酉の市は
会社が港区に移転したので
俵の置型は初めてです。

 さて、楽しみにしていた成人記念写真撮影会が、大笑いの中で終了。いわゆる「前撮り」なのです。
 犬猫とママの仕事とAoaoの弓道一直線のせいで、長野の一族に会えなくなってずいぶん経つ。一週間違いで生まれたいとこ同士のAoaoとShunshunは、来年そろって成人式を迎える。で、この機会にみんなで集まろうということになったわけ。

 今回、おじいちゃん、おばあちゃん、ママの妹、Shunshunが参加した。ふつう男の子は記念写真なんか撮らないらしいけれど、せっかくのお祝いなんだもの。


見事な東京駅にスカイツリー
わずかな時間に長野組は回る回る、撮る撮る。

 ママにはもう1人妹がいる。甥や姪もあと5人いる。全員そろったのはいつだろう。いつか大集合しなくちゃいけないね。

 足の悪いおばあちゃんの移動が楽なように、改築されたパレスホテル東京が会場になった。ちょうどいい広さのホテルだし、会社からも近い。

 みんなが楽しく観光している頃、ママはホテルの美容室で、Aoaoの着付けヘアメイクの立ち会いをすることに。スタッフにまるまるお願いしてお茶でも飲んでいようかなと夢見ていたのだが、ポイントポイントで「お母さま」が確認しなくてはいけないらしい。

おじいちゃんが会社に贈ってくれた
神棚もチェック。

 あいにく、ママはまったく和装というものがわかりません。すべて他人任せでした。
 ただ、世の中には着物にうるさい人々もいて、おかしな着物や着方にはかなり辛辣ということを、身内の冠婚葬祭の度に感じていた。だから、すごく怖いみたい。小心者ですしね。

 生まれて初めて着物のしつけを取って、移動用の着物バッグに詰め込むだけでも、肩がばんばん凝るほどの緊張をしたんだって。(帰宅後、風を通して畳む時なんか、おばあちゃんの丁寧な説明だけでは不安で不安で、ネットで確認してました。)

 和服は、日本人が昔からみんなごく普通に着ていたのだから、想像を絶する仕組みになっているはずがないと念じつつ、なんとか収めました。ママ、やればやれるものですね。

Aoaoが選んだ深紅の振袖。
洋服ではセンスが合わずケンカするのに
親子で意見が即一致した着物。
残念ながらわたしもEmilioも近寄れません。

 バレエの発表会の時も、毎回こんな風に荷物をそろえて子どもの後をついて回ったなあ、と懐かしくなったママ。正直いろいろ大変だったけれど、成長してまったく娘に関われないのも寂しい。ひさびさの人間のステージママ気分もいいものです。

 犬の初めてのお散歩もお出かけもそんな感じでしょ?ドッグランデビューに犬を連れてきた方々は、まさにそう。うれしくて心配で誇らしくて、もう、どきどき。周りの視線も気になるしね。

 猫にはステージが外向けにないので、永遠の新生児ってところかな。世界が「この家」でしかなくて、世界にいるのは「家族だけ」に近いなんて、ものすごく哲学的ですな。

20歳の足元。
「ご子息様」と呼ばれて緊張していたShunshunは
なぜか黒白市松模様の靴下だった。

 カメラマンさんに乗せられて、大笑いしながらにぎやかに撮影が終わり、大満足の食事会の後、解散となりました。今回はみんなに我が家に来てもらえなかったので、ちょっと残念。

 ずいぶん前、わたしとCookieも、家族一緒にパパの知り合いのカメラマンさんに撮影してもらったよね。あの時もみんなよく笑っていたなあ。懐かしいよ。ね、Cookie