2012年7月27日金曜日

2 Weeks After

 わたしは夕方の散歩がどんどん遅くなって、夜の散歩になったBetty。太陽が沈むと少し楽に歩ける。まあ、ママは飼い主仲間とおしゃべりばかりして、どんどん進まないのは、明るくても暗くても同じ。

冷たい水で足腰を洗ってもらって
お休み時間。
最近、ママはかゆみ止めでスースー臭いので
パパと寝ています。

 さて、現在Emilioは体重4.4kg。最近吐かないし、ママの記憶の限りでは下痢になったこともない。

 Emilioは人間たちの朝ごはんの後、パンとメロンを爪の先ぐらい、ほんの少しお皿に残してもらう。ハウスから出してもらうなり、テーブルに飛び乗って、いただくものはいただく。スイカは今一つ気分がのらないらしい。
 わたしはママからEmilioの10倍ぐらいパンもメロンももらっているけど、奴がうらやましくてたまらない。

我が家のリビングは朝日が入るんだけど
熱気も入ってくるので
午前中カーテンを閉めてしのいでいる。
Emilioは下界がどのくらい過酷か全く知らない。

 さて、人間ドッグ直前に糖質制限ダイエットを始めたパパはどうなったでしょう。

 2kg減って自信満々で受けた検査結果は、メタボ系の病気あれこれの一歩手前。そうでしょう、そうでしょう。おそらく半世紀近く食べ放題だったから、ダメージは大きいのです。

 衝撃を受けたパパは、会社の横の内科医院に健康指導をしてもらうことにして、引き続きダイエット続行中。ただ今2週間で2.4kg減少。夜のおつきあいがなければいいんだけれど。

秋葉原駅で買った生ドーナッツ。
いつもパパはAoaoと奪い合うけど
生きのびるため心を入れ替えたので
その心配は無くなった。
甘いものが減らない我が家って驚き!

 困ったことに、パパは朝から晩まで、食べられるもの、食べに行くところなどなどについて、ずっとママに訴えている。

 そもそも、新橋のランチには糖質制限なんていう概念はない。中華麺にチャーハン、イタリアンパスタ、定食ごはん大盛り。焼けつくような暑さの中、働き者たちは糖質いっぱい詰め込んで、午後の仕事に備えているんだ。食べに出かけても、あれもだめ、これもだめで、欲求不満が高まるパパ。ママだってあの店の冷製パスタを試したいのに。

猫も糖質があまり必要ない。
だからパンも果物も
びっくりするくらい少ししかもらえない。
わたしは犬でよかった。

 仕事の話なら1日中いくら聞いてもいいけれど、家でも会社でも食べ物の話ばかりじゃたまらない。実はママはそういう人だ。昔から食べ物の話はどうでもいい。果物とナッツで幸せになる人だから。

 じんましんがいまひとつ治らないのは、パパの食べ物への執着のせいかもしれない。

 そしてこの陽ざし、熱気による疲れだ。横断歩道で信号待ちしていると、ストッキング越しにふくらはぎがじりじり焼けている気がするんだって。かばんは、日傘にストールにサングラスに日焼け止めに、ずごい重さになっている。年を取ると日焼けのダメージが大きいので、いろいろ小道具が必要なんだって。

 雪国育ちのママと黒ラブに、関東の夏はつらすぎます。はい。

ママの妹おすすめの紅酢。
体によさそうです。
ソーダで割って飲むといいとか。
韓国の美女にあやかりたいものです。

2012年7月19日木曜日

A Miracle

 吾輩は、夏の厳しい暑さを全く知らないEmilioである。去年の春から病院に行く以外は、お気楽な引きこもり息子だからね。

 節電の夏だけれど、今日もママは吾輩とBettyのためにエアコンをつけて出社した。夕方から急に涼しい風が吹き始め、そして我等の町に気持ちのいい夜が来た。

夕暮れの散歩が終わってお休み中のBetty。
ばったり会った黒ラブWaku兄さんにはしなしなして
ケンカを売ってきたダックスには猛然と立ち向かった。
その声、ガラ悪いぜ、Betty・・・。

 黒ラブは夏の太陽と相性が悪い。全身黒いからね。簡単に熱中症になるらしい。ラブの性格からして、暑いからってひと休みなんかしない。つまり限界まで遊んでしまうから、すごくすごく怖い。

 だからCookie時代から、夏は早朝散歩に夕暮れ散歩。もちろんリスクがあるから犬連れの遠出なんかしない。

 ママには都合のいい10数年だった。彼女は太陽も汗もスポーツもアウトドアもきらい。海もプールも準備と片付けがいや。日の出ている時は家から出ない。地味なヴァンパイア生活最高。

吾輩がもしこんな暑い時に外に迷い出たら・・・
ママは心配でしょうがない。
ご近所では猫を散歩させている人もいる。
Bettyは吾輩以外の猫はきらいなので
出来れば散歩中に近づかないでください。
まちがいなく襲います。
・・・恥ずかしいぜ、Betty。

 こういうずぼらなママには天罰がやってきて、今年の夏はさんざんだ。吾輩たちのために日の高い時に出社して退社するので、暑すぎて、まぶしすぎる。おかげで首にはあせも、疲労で真夜中に足にじんましんがでるようになった。どちらも生まれて初めての経験。

 ついに病院に行って、塗り薬や漢方薬を処方してもらった。ママ的にはかなりつらいのだけれど、ごくごく軽い症状だとか。いやいや、こじらせずに早めに直すのが一番ですぞ。

 ママが夏の日射しにしおれているあいだに、パパには奇跡が起こった。なんとダイエットする気になったのだ。ママがAmazonをのぞいていて、タイトルにひかれて遊び半分に注文した本に触発されたんだ。

パパが挑戦するのは糖質制限ダイエット。
今までパパは糖質を驚くほど取っていた。
夕食に白いごはんを3杯も食べていた。
お菓子もお酒も大好きだ。
少し意識して食べるだけで、効果が出そうな予感。

 パパはまだほとんど痩せてはいないけれど、今日も明日も夜は予定が入っているけれど、主体的にダイエットする気になったのは驚きである。それだけで奇跡である。 

 秋には、元気を取り戻したママと、すっきり引き締まったパパになっているのだろうか。本当の奇跡がおきるのだろうか。

2012年7月11日水曜日

Assassin

 わたしは、ハンターのお供をするための犬種ではあるが、あくまでも回収がお役目のBetty。うちのパパも似たようなものである。ハンターとして生まれたのはEmilio、そしてママ。

ごきげんよう、みなさん。
最近EmilioはAoaoと寝ています。

 1ヶ月もブログを更新していなかったのは、ママがよれよれだったから。事務所の引っ越しは準備や実作業より、後の事務手続きが面倒くさい。ただでさえこの時期、お役所に提出するものも多く、そもそも事務作業に向いてないママには苦痛であった。

 本当に、いやなことがあると「じんましん」って出るんですねえ。

  
疲れていてもコストコには行くのです。
会社に差し入れです。

お釜と内蓋は洗浄中。
このすきに
あたまを差し入れてみました。

 家でも持ち帰った仕事のせいで、のんびりできなかったこの数か月。ようやく今日は、梅雨の中休み、完全OFFである。

 だからというわけではないけれど、昨日の夜はママがパパをお伴に作戦を実行に移した。

つらい役目である。
レイチェル・カーソン許してください。

 この暑い夜に長袖の服を重ね、タオルでほおかぶり。さらにフードをかぶってゴム手袋を装着。マスクはつけたけれど、ゴーグルを家に置いてきてしまった。決してパパの会社の新規事業ではない。

 実は、さつきドッグランのはじっこに、小さな蜂が巣を作り始めてしまったのだ。先日の草刈りで発見された。まだ5cm程度の小さい巣だけれど、けっこう働き蜂が集まっている。

 なぜか犬の鼻先の高さで、「ボールを追いかけて接近したりして、万が一のことがあったら危ない!」と心配する人が多い。基本的に蜂は益虫だと思うけれど、やはりここでは共存はできないんですね。

 ネットで調べて、夜間一族が巣に集まっている寝こみを襲うのがベストとわかった。こどものころ何度か蜂に刺されても大したことのなかったママが、立候補。


暗殺者です、こんばんは。
この姿、会社のみんなには見せられない。


 うちのパパは、数年前ママの実家で初めて蜂に刺されて、腕が腫れ上がって病院に駆け込んだ。蜂アレルギーなのだ。そこで車の中で待機。ヘッドライトで照らす係だ。

 「ごめんなさい!」って叫びながら噴射。おそらく一瞬で蜂の帝国は滅亡してしまったのでしょう。確認しようとして近づくと、懐中電灯の明かりを目指して飛んでくる虫の羽音が!蜂の反撃か?と絶叫するママ。それを車の中でじっと見ているパパ。笑い事じゃない。

 ハエや蚊を退治するのと違って、実にいやな気分だったそうです。ママも大人になったものです。
 
朝、巣の壊滅を確認して
薬剤散布につきこの場所注意!の張り紙を。

 明日からの雨で薬剤も流れてしまうでしょう。もう無慈悲な殺生はしたくないので、女王蜂のみなさん、ここはやめてください。

 それでも、家の中にハエや蚊が迷い込むと、Emilioと一緒になって仕留めようとするママは怖い。老眼でよく見えないママは、Emilioの視線と動きに助けられている。もちろん殺虫剤なんか使いません。うちわで叩き落すか、ティッシュで捕獲します。なんておぞましい連中でありましょう。