2011年6月28日火曜日

La tournée du Chat Noir

 吾輩は乳母日傘の過保護猫Emilioである。
 きのうは、先週の猫風邪の経過を診ていただくために、動物病院に連れて行かれた。帰国早々のパパは、病院の駐車場で昼寝をしていたけどね。

これでも拾われた時の6倍近いんだぞ。
大きくなっただろ。

 おかげさまでまったく元気。体重は1kg。この前来た時より100グラム増えている。目やにも鼻水もまったくないねってほめられた。鼻が詰まったような音も消えたでしょ。
 そうそう、離乳食を食べても涙が出なくなったんだ。ほ~ら、ね。

前は探検していると、
ふんふんって鼻息が響いていた。
あれ、鼻づまりだったんだね。

 この際先生に聞いてみようなんて、ママが余計なことを言い出すから長引いたんだ。この子は1週間に1回ぐらいしか大きい方が出ないで育ってきたとか、1回に食べる量が少ないから、相変わらず何回も食事をさせて太らせているとか、ストレスに弱いタイプなんでしょうか、とか、とか。

 確かに拾われた時が小さすぎたから、弱いところもあるかもしれない。心臓の音がちょっとだけ気になるけど、おとなになれば直るかもしれない。不思議な便秘には先生も頭をひねっていたけれど、元気で食欲があって、体重が増えている分には安心なので、様子を見ましょう、だって。(実際、この夜、久々にまた立派なのを出したから、OK、OK。)

大きい方をする前はすごく活発に動く。
猫砂を激しく撒き散らしてから
うーんと排出。
その後、パン粉をつけるみたいに
猫砂にまぶす。
で、臭い。

 いずれにしろ、こちらの病院では子猫の予防接種は3ヵ月過ぎなので、それまでもっと大きくたくましく過保護に育てましょうということで、無事終了。今2ヵ月ぐらいとは言えあんまりにも小さな吾輩だから、予防接種を打ってもらうのが怖かったママは、ほっとした。

Bettyの予防接種の時に一緒でいいってさ。
Betty、一緒に行ける?

 手のかかる子ばかりやってくるのが、この家族らしい。どうなるのか、先は見えない。それでも一緒にいられる時間をすごく楽しいものにしていけばいいやって、最近みんな思えるらしい。
 ふむ、吾輩も混じって家族の時間が流れていくしかないようですな。あきらめた、ママ?

梅雨の晴れ間の午後、昼寝ばっかりのBetty.
吾輩はどこにいるかわかりますかね。
ここ、気に入っているんだな。

 この時代の美術に興味ないパパが、なぜかむこうから買ってきたポスターはあまりにもはまりすぎ。よく知られている作品なんだけど、今の我が家に飾ると不思議な感じ。黒猫(犬も!)ツアーにようこそ!

左の動物病院にはどこかで見たようなのがいるね。
右の黒猫の目つきが吾輩に似ているんだって。
ひげがいい感じだよね。

2011年6月26日日曜日

Black Velvet

 吾輩はお風呂に入ったことのないEmilioである。
 拾われた後すぐ、大きいのがしっぽにこびりついた時に腰湯しただけ。体力温存と呪文のように唱えるママのおかげで、お風呂とは無縁のまま夏になった。予防接種が終わったら一度は、と思っているらしい。

少々生意気ぶってみたところで、
結局、Aoaoにはかなわないのである。
ひょいとつかまれて、弄ばれているのである。

 さて、先日の暑い日、Bettyはシャンプーをした。輝きが命の黒ラブのためのシャンプーを使用。なんとへナが入っている。人間の髪のトリートメントや染色にも使われる伝統のハーブなんだって。

そうです、薄めて使うこのシャンプーは黒い。
トリートメントはお酢なんだ。

 実はかぶれやすいママもへナで染めている。へナって天然素材で健康的なんだけれど、干し草の香りがするのと、長時間つけたままにしないと色がつかないのがちょっと残念。

 犬用シャンプーに少々入っていても、色がつくというよりはトリートメント効果中心のはず。なのに、一緒に自分の髪も洗うの?きしみを解消するために使うお酢も、目にしみなくて、いい感じなのもママは確認。本来は食用のお酢なんだって。夏場はさっぱりして人間もいいかも。

 しかし、一匹だけ洗うのは簡単で楽だけれど、そうなんだけどね。

シャンプー後は疲れますね。
輝きというより、毛にコシが出た感じ。
暑いからドライヤーはしなくてOK!
わたしはすぐ乾くのです。
少し残っている低刺激のシャンプー。
ずっとこれを使っていたんだ。
いずれ吾輩が使うんだって。

 吾輩のコートはまだ赤ん坊のままのふわふわで、つやも輝きもないのが寂しいママ。それはトイレの紙砂の中で昼寝するせいで、埃だらけだからなのではないかと疑っている。

何か、ごちゃごちゃしてきたんじゃない?
あのトイレ、バスタブにもなるわよ。
 
 犬と違って広さではなく、高低差や、
隠れる場所がうれしいらしい。
ものすごいスピードで遊んでは、
えんえんと昼寝。
起きたらごはん。

2011年6月25日土曜日

Cat Hissing!

 わたしはついにママの弱点を発見したBetty。ママは猫のシャーって威嚇するのが大嫌いだ。理性が飛んでしまうぐらい、嫌いだ。
 きっと幼稚園の頃、猫のひげをはさみでちょん切って逆襲されたせいだ。治療の記念写真があるくらい、ほっぺをひどくひっかかれたことがトラウマになっているんだ。

ドッグバッグの中から
わたしを監視するEmilio
キャットタワーからあたりを見回す。

 おととい、病み上がりのはずが元気倍増したEmilioが、ママに抱っこされている時に、ふと近づいていったわたしに向かって、いきなり「シャーッ」って威嚇した。

これは遊びの時のファイティングポーズ。
相手に対して体を斜めにして
全ての毛を逆立てて、すこしでも大きく見せる。
だれも教えなくてもプログラムされているんだな。

 その少し前、新しいおもちゃで遊んでいる時に近づいた時もちょっと「シャーッ」ってやったので、わたしはちょっとビクついて、ママはあわててEmilioをドッグバッグの中に放り込んだ。

なぜドッグバッグのファスナーが
紐で縛ってあるか?

 初めてのことだった。あんなに小さいのに、悪魔のような表情でものすごい迫力なのよ、これが。

 それで「シャーッ」の効き目が分かったのか、今回はもっと激しく、全身を大きく突っ張って威嚇したので、思わず抑えたママの両手に、20本の爪のうち何本も突き刺さった。でも、手は放さない。その血がにじむ両手でしっかり小さな肩を押さえて、ママの説教が始まってしまった。

ちょっとでも隙間があると・・・。

 居候の分際で、お姉さん犬を威嚇するなんてありえない。「シャーッ」が怖い時に出るのはわかるけど、それは「それ以上近づいたら、徹底抗戦するぜ!」って意味でしょう。やけくそになってうちのBettyに傷をつけたら、ママが噛みつくから!

 とかなんとか、その低い声のほうが怖いじゃありませんか。第一そいつに人間の言葉は通じませんよ。
 成長して「怖い」って知恵がやっとついてきたところなんだから、だんだん慣れていけばいいんだから。

ちょいちょいちょい・・・と
でてきちゃうのです。
無理に出るから背中に擦り傷が・・・。

 でも、ついにママは決心して、Emilioの爪を切ることにした。

 そうそう、うちのママは爪切りもきらいだった。なぜかは分からないけれど、傷つけてしまいそうで怖いらしい。わたしたちの爪は小さい頃はペットサロンで切ってもらって、いっぱい歩くようになったら磨り減るからもう切る必要はない。

 あいにく猫は2週間に1回ぐらい切るものらしい。いろいろな人に切り方も聞いたし、爪きりはさみも買ったけれど、ずっと躊躇していた。

 ところが今回の「シャーッ」事件で、自分の手が傷つくのはともかく、わたしが怪我するのはがまんならないそうだ。絶対に守るんだって。ママ、いいところあるじゃない。

丸いところにはさめばいいのね。
でもね、見にくいんです、老眼じゃ。

 老眼鏡をかけて明るい日差しの入る場所でやってみました。細い子猫の爪は鋭くてあんなに傷がついたのに、とても柔らかい。簡単に切れちゃった。ただ、老眼鏡が少し合わなくなってきたので、目を凝らして狙いをさだめているうちにEmilioがあきちゃって、遊びだすことが多いみたい。

 ほんの少し切っただけで、冗談のように痛くなくなった。本気で力を入れたらわからないけれど、少なくとも遊んでいて、人間にみみず腫れが出来る可能性は減ったみたい。

 ママはずっと、わたしがEmilioを傷つけるのではって心配だったらしい。わざとではなくても体重差は大きいから。でも、あいつの運動能力と防衛本能の方が危険だってわかったらしい。わたしだってやられたらやりかえす・・・かも。

わたしはあんな肉食獣より上品ですって。
なんて優しいお顔でしょだって。
貧乏臭い顔って言ってたくせに!

 それで、なぜか頻繁にわたしにあいつのお尻の匂いを嗅がせる。あいつを抱っこしている時に、わたしを呼ぶ。今のところ「シャーッ」はあれっきり封印されている。

 試行錯誤して、危険はないってお互い理解できるのか、それとも見事住み分けができるのか、ママの実験は続く。いつ「シャーッ」が出るのか怖いらしいけれど。

2011年6月24日金曜日

Don't make a fuss!

  わたしは、元気第一のちびっこBetty。ママやAoaoの悲しい顔はもう見たくないからね。ちょっとしたことで、みんなの心は簡単にくしゃくしゃになってしまうから。

前の日、出張前のパパと
ぎりぎりまでいっぱい遊んだからかな。
ちょっとしたすきに
お屋敷を脱走して逃げ回ったからかな。

 火曜日の朝5時、わたしの散歩前にEmilioのお屋敷をのぞいたママは異変を感じた。いつもは、家族の気配を感じると様子をうかがって、狙いをつけてはバッタのように縦横無尽にはね始める。

 あいつがぐったりしている。妙に熱い。体に力がまるで入っていなくて、鼻が詰まっているのか変な呼吸音がしている。目がどんよりして今にも意識が飛んでしまいそう。

 パパは出張に出かけたばかりで、まだ飛行機に乗ったまま。Aoaoをたたき起こして、大騒ぎが始まった。

 息が出来なくなる!なんて思い込んで、完全に詰まっている(かのような)片方の鼻の穴の入り口(直径0.5mm)から、爪楊枝で鼻くそを出してみた。火事場のなんとかで鼻を吸ってあげたら、徐々に鼻くそがでてきた。よく考えたら口呼吸できるんだものね。興奮しすぎでした。

わたしは待つしかないのよ。
こういう騒ぎには慣れてしまった感じ。
邪魔にならないようにしているの。

 当然、ミルクも離乳食も受け付けないので、水分補給が第一だ!なんて砂糖水をひとくちシリンジで無理に注入。無理にね。

 クールなはずのAoaoは軽いパニックで、「また何かあったらいやだいやだ!」って叫び続けている。ともかく、おなかの上にEmilioを乗せて、やさしくなぜながら様子をみてもらった。そうして、ママはばたばたと朝の用事を片付けていく。無駄な動きも多いけど。わたしの朝ごはんを忘れないでくれてよかった。

 そのうち、だんだんEmilioの目がしゃんとしてきたし、ゴロゴロとのどを鳴らし続けてもいる。目やにも鼻水たいしたことがない。吐いても下痢もしていないし、ごはんを一食パスしただけ。ただ、だるくてだるくてしょうがない感じは収まらない。
 このEmilioの症状がママもAoaoも納得できない。犬ならすこし様子を見るよね。でも、あんまり小さいから怖いんでしょ。

 朝一番に病院に行くべくママが身支度をしていた時、ちょうどメールをくれたMrs.ハリィのご好意で、病院まで車で連れて行っていただいた。

 ママ、よその人まで巻き込んでいいの?

 ところが、野生の勘なのか、いきものがかりの勘なのか、やはり熱が40度近くあった。体に潜伏している、いわゆる猫風邪が急に悪化したということらしい。予防接種を済ませたおとなの猫はたいしたことがなく済むけれど、子猫がこじらせると危険だ。この初期には「劇的に」効く場合があるというネコインターフェロンの目薬をつけ、注射もしていただいた。免疫力をあげる薬らしい。

 こんなに小さい子猫だとどう転ぶかわからないので、次の日もう一度というお話で、びくびくしながら帰って数時間。

 それはそれは、「劇的」でした。


こんなに眼が大きかったっけ?と思うほど
気合のはいったまなざしで暴れている。

 ひと眠りした後、眼がピカーンと光りだして、ものすごく元気になった。鼻水も涙目もピタッと消えている。体力を取り戻すため静かに寝かせておいてといわれたけれど、お屋敷の中で楽しそうにひとり遊びを続けている。
 眠気覚ましのドリンク剤を飲んだときのように、いつか電池切れになって倒れるのでは?と、ママはずっと様子をチェックし続けている。まさか、そんな薬じゃないって。

 さすがに当日はミルクはシリンジからしか飲まない。たくさん飲みたいらしいのに。赤ちゃん返りしたのか、鼻が効かないのかお皿からはなにも食べない。まあ、翌朝は離乳食も自力で完食。りっぱな大きい方も排出したからひと安心。

 翌日も親切なMrs,ハリィが病院までおつきあいくださって、異国の地のパパもますます足を向けて寝られなくなった。本当にお手数おかけしました。

  
かわいいオレンジの飲み薬1回0.5mlずつと
おねだりしていただいた大きめシリンジ。

 熱もネコの平熱37度台に戻った。まったく普通の元気な子猫である。もう一度ネコインターフェロンを打って、翌日からは抗生物質入りの液体お薬を。いやいや、大騒ぎでした。

 その日はものすごく蒸し暑い一日で、前日とは打って変わってEmilioはだらだら寝て過ごしていた。それならそれで、また心配なんですね、ママ。


 よそさままでまきこんで、とことん心配性の母娘だったけれど、こじらせずになんとかできて本当によかった。注射が効く早いうちに連れて行けたのだから。Mrs.ハリィがご一緒してくださって、どんなに心強かったか。猫の世界はまったく先が読めないママですから。

 ママは、ずっと長引いていたのどの風邪がこの騒ぎで悪化して、あまり声が出ない。そりゃ、一晩中数時間おきにネコをのぞいていたら、睡眠時間が足りなくて免疫が下がるよね。

 それでも、元気になりすぎて狂暴になったEmilioを叱るかすれ声には力がある。よかったね、安心したよね。

 ところで、国際電話で猫のことしか聞かないパパはひどい!ママの風邪のことも、Aoaoやわたしのことも、完全に忘れている。

2011年6月19日日曜日

Q1. Why does my cat have tears?

 わたしはごはんの後、前足をなめるBetty。みんなは「満足満足」ってなめないの?猫みたい??

 うちの居候Emilioは、ようやくシリンジで飲むミルクを卒業しつつある。とうとう哺乳瓶を使わないまま、おとなになっていくみたい。

 シリンジは本来なら使い捨ての器具なので、毎回熱湯で消毒しているうちにゴムの部分が劣化して、Emilioの好みの押し具合ができなくなる。すると・・・、飲まない。動物病院からわけてもらったシリンジがちょうど最後の一本になっていたから、ぎりぎりってところね。

準備が遅いと「早く早く」って
前足で「巻き」を入れる。
今となってはママもこれが
なごり惜しいらしいよ。

 先日、ミルクをおなかいっぱい飲んでゲップも終わった後、お屋敷の中でひとりで高速で暴れていたら、なぜか猫トイレでゲポゲポってすごい音で吐いた!鼻くそらしきものも飛んでいたので、トイレのついでにくしゃみをしたのかもしれない。けろっとしているので心配はなさそう。

 それ以来大量のミルクを一度に飲ませていない。離乳食のミルク添えでいいみたい。

 わがまま小僧のくせに、野菜は意外にも素直に食べちゃったんだ。

 猫に人気という、ブロッコリーやにんじん、かぼちゃを、魚の茹で汁の残りで茹でてみた。すりつぶしたものを1回分ずつラップの上に置いて、錠剤のように冷凍してみた。

 
最初に魚や肉と 混ぜちゃって
食べないのはこまるものね。



 まったく「おままごと」ですね、ママ。先週以来の風邪がちっとも抜けないママの、お家遊びにぴったりですねえ。へんな風邪がはやっていますよ。

 魚や肉に混ぜると、ふつうにおいしく食べている。最終的に肉と野菜を7対2の割合にまでもっていくらしいので、今はほんの少し。

 残ったら全部わたしが食べるから
手間のかかることしなくてもいいのに。

 ちなみにレバーは嫌い。混ぜてもとことんさける。全部わたしのものになりました。とり胸肉は混ぜられちゃうと、全部食べちゃう。今後は予算の関係上、魚フレーバーの肉を用意することになりそうですね。

ミルクをかけて召し上がれ!
スプーンでとんがったところを作ってあげると
喜んで食べている。
なんて偉そうな!!


 さて、ここからが今日の本題なんですが、Emilioは離乳食を食べていると、両目から涙が出る。ほろり、と泣く。

 
ぎょっとするようなお顔。
目頭に大量の涙。

 どうしてごはんの時、猫に涙がでるの?シリンジで飲むルクのときは出ない。くしゃみしたら鼻くそは出たけど・・・。

 ママは、今でこそ直ったものの、レスキュー以来鼻づまりや目ヤニが続いていたから、まだどこか炎症でもあって詰まっているのかとすごく心配だ。

 面白いことにネットではよくある質問らしく、お答えが諸説並んでいる。

 確かに目の病気が原因のこともあるけれど、あくびをするときに涙が出るように、一生懸命はぐはぐするからあごを使いすぎて涙が出るという説、下を向いてえんえんと食べるから、涙と唾液が混ざってしまうという説などもあった。

 こういう理由はホッとするよね。

 しかし、質問コーナーで一部の猫オーナーたちが、「おいしいからうれし涙を流すのでは?」と真剣に盛り上がっているから、ママは大笑いした。まさかでしょ!すごーくロマンチックな世界!

 アメリカのQ&Aコーナーを検索しても、同じような質問と同じようなお答えの数々が。もちろんラブリーなお答えも!世界的に笑える、猫の世界!夢見る頃を過ぎたママには無縁の世界ですねえ。

 
いいなあ、猫ごはんって
そんなに美味しいのかしら。

 そこで、我が家の父娘にこの現象をどう思うか聞いてみたら、まさに異口同音、「ママのごはんがおいしいから涙が出るんだよ!」。なんと!ロマンのかけらもない父娘のはずが、意外や意外。またまたママは大笑いだ。


 ところで、この2人はママのごはんがおいしくて泣いたことがあるのかしら。わたしが笑っちゃう!

 とにかく、もしも心配なら、病院へどうぞということらしいので、今度の予防注射のとき、笑われるのを覚悟で聞いてみるつもりらしい。猫に化かされたって言われそうだね。

2011年6月18日土曜日

Toy Story

 吾輩は、高等遊民の道をたどりつつあるEmilioである。現代の猫はそんなものでありましょう。運良く道楽ものの家族に育てられているので、まあまあ退屈はしない。

わたしは基本的に働く犬。
おもちゃも本気で遊んで本気で壊す。

 この家族は、ずっと大型犬用の、頑丈で安全で、噛み砕いても飲み込んでも大丈夫な、おもちゃしか買ってこなかった。特にDennyとBettyが激しく引っ張りあって遊ぶようになってから、探すのに苦労を重ねたらしい。犬用だけじゃなく、人間のこども用まで見て歩いたんだって。
 IKEAの巨大ぬいぐるみなんか、何度も何度も、洗って、手術して、そして消えていった。大小合わせて6匹以上かな。

ひっぱりっこもキャッチボールも
できないくせに。

 さて、とにかく猫の世界に逃避したいパパは、ご想像どおり大人買いを始めた。正直なところ、でっかい犬のこだわりのおもちゃに比べたら、お手頃価格なんでしょ。

Aoaoが高校の修学旅行でなぜか作った
ウール100%のボール。
最初のおもちゃはこれ。

 猫はそうそう噛み砕くことも、引き裂くこともない。なんでもかんでも飲み込んだりしない。爪でぼろぼろになってもたかがしれている。だからおもちゃも、大型犬の常識とはかけ離れているらしい。オタク系のパパの心をゆるがす組み立て式もある。

かわいい!っておじさん感涙!!
最初にパパが買った猫用おもちゃ。
鈴がついていてゆらゆらする。
キャットニップの香りの葉っぱの形のは
なんと歯磨き用らしい。
裏に車輪がついていて
自走できる、冗談みたいなおもちゃ。
ミニカー好きな親父心を直撃。
昔のコレクションを出してくれば?
IKEAの最小ぬいぐるみ
吾輩はレスキューされたとき
このくらいの大きさだったかも。
 やってしまった!
COSTOCOで見つけたキャットタワー。
驚きの2000円台!
ドッグバッグのお屋敷にちょうど入るサイズ。

子猫だましのタワーではあるが、
なかなかおもしろいぞ。

 さてさて、Bettyは吾輩のおもちゃの数々が気になっている。どれもこれにも興味がある。でも、自分用じゃないのはなんとなく分かるらしいので、じっとがまんしている。
 けなげだなあ、労働犬って。吾輩はそんな遠慮はないね。ゆるゆると好きなように遊んで暮らすのだ。

2011年6月15日水曜日

Exercise more!

 わたしは匂いに敏感なBetty。Emilioは魚臭い。便秘が続くとあいつのお尻の匂いも気になる。

たまってきた頃匂いが気になる。
さっさと出せば?

 Emilioは保護した当日出してから、一週間に一回しか大きな方を出さない。ネットの情報はまちまちで、4日間でなかったら病院行き!という説もあったけれど、ミルクだけの場合には便秘なんてありがちで元気なら大丈夫!という説をママは採用した。本当はすごく不安だったんだけれどね。

かわいくみえてもすごいのを出すんだから。

 したがって、一週間に一度、涙目になりながら長いやつを出している。初めはスパゲティの太さ、次は細めのうどん。最新のはアスパラガスの太さ。それぞれ7cmぐらい。体の成長にあわせて太くなってきた。あの小さな体でよくこんなものが出るとパパは感動している。

 そもそも運動不足なのじゃないかと珍しくパパが主張した。確かに体力をつけるまではということで、相当過保護に育ってきている。でも、命にかかわる下痢よりはいいじゃない。

だからってわたしに近づけないで。
ちょろちょろするとすごく目障り。

 遊べる?眠いよね?
 人間とソファーの上で遊ぶのもいいけどね。
パパは大喜びで遊んでいる。
これが本当の猫なで声。

 そこでママの提案で、廊下をCAT RUNにすることになった。もぐりこむところもないし、危ないものもない。そうでしょ、そうでしょ。わたしとDennyも走り回って遊んでいたんだから。
 最近、パパとAoaoが朝出かける前に遊ぶ習慣ができた。なかなか時間がとれない2人だから、人間の方がはしゃぐこと、はしゃぐこと。


 
なぜまっすぐ走れないのかしら。
でも、すごいスピードが出るじゃないの。
ちょっとくらい吠えたっていいでしょ。
わたしだって遊びたいんだもの!

 念のため、わたしは参加できない。猫は不思議なことに赤ん坊のころから、隠れたり、ねらいをつけてかまえたり、やや高度なハンティングごっこができる。(子犬はのどかに正面からぶつかって遊ぶだけだけれど。)だから、すごくそそられるのよね。わたしの野生が目覚めそうな気分。だから、あくまで念のため。


 オリーブオイルやヨーグルトも効き目があるという説もネットで複数あったので、さっそく試すことに。ほんの少しずつお皿に出すと、たいへんお気に召したらしい。気に入らない離乳食にオリーブオイルを一滴垂らしただけでも、ご機嫌で食べだす。


 うーん

 というわけで、今週も出ました。離乳食をしっかり食べだしたせいか、すごく匂う。運動が効いたのか、オリーブオイルのせいか。

 さてさて、こんな子猫のしもじもの出る出ないだけで、ずーっとはらはらするママはかわいそうだなあ、と思う。


2011年6月14日火曜日

Dollhouse

 吾輩はやどかり猫Emilioである。ママは、ままごとの延長でドールハウス遊びもできるのだから、われながら実に重宝ないきものである。

 ママの妹が、吾輩がどんなふうにBettyと共生しているのか、とても気になるらしい。では吾輩自ら、ざっと説明しよう。今回は住まいについて。

ラブ箱(小)
このまま動物病院にも行った。

 最初にレスキューされた直後は、ラブ箱。使い捨てカイロをタオルに包んで、ママの毛皮のカフスを寂しくないように入れていた。ひたすら眠るだけの日々だから、これで十分だった。

人ごみをかきわけてもらってきたコストコ箱。
隙間風が入らないよう、バスタオルをかけていた。
生後1ヵ月まではほとんど寝て暮らしていた。
飲んで、抱っこされて、おやすみ。
ずっとカイロ内臓。

 次はコストコでもらった箱。1LDK仕様になった。猫の世界では保育箱と呼ばれているらしい。フリースのスキー帽があると安心で、ミルクの後、帽子に包まれて抱っこされるとすぐ眠くなった。

だが、
吾輩も成長を続けていた。
ジャンプ一発!

 やがて、みんなが悲しみに沈んでいた頃、吾輩は脚力も好奇心も飛躍的に向上してしまった。ねんねの赤ちゃん猫は卒業だ。そこで、人間たちはとりあえずの対策。ははは、これじゃ気休めですな。

いただき物のお菓子の箱を貼り付けただけ。
当時、泣きながら工作していた哀れなママ。

 しかし、いつまでも保育箱状態にしておくわけにもいかず、かといって、あまりに小さな吾輩を野放しにするほどの度胸もなく、結局パパご自慢だったドッグバッグをとりあえず吾輩のお屋敷に。キツネのカフスもいっしょに引越し。

大型犬2匹と人間1人入るサイズ。
今となっては他に使い道がなかったのが真実。
イケアのこども用のファブリックでキッズルーム完成。
密かに猫グッズも増えている。
ささいな買い物で心を癒す人間たち。

 奥にあるのは靴の箱を利用したトイレ。お屋敷の中に入れてもらったのですぐ理解した。この吾輩が失敗なんかするわけないだろう。

ちゃんと閉めないと脱走する!
わたしたちのお出かけ用だったのに
なんでおもちゃだらけの猫屋敷に?

 吾輩はメッシュ越しに家族を観察している。みんなが集まってにぎやかにしていると、吾輩も一緒に!って「みゃー」って小さな声で呼ぶんだ。誰かがお屋敷から出してくれるんだけれど、完全に自由にはしてもらえない。いろいろな隙間にもぐりこめないくらい大きくなったらねって、それいつ?

 とはいうものの、ほとんど寝ているんだけどね。
いい匂いがすると寝ていられない。
何を煮ているの、ママ。
わたしの方が家の中で自由にしているし、
夜もママと寝ているし、
でもなんだかEmilioはずるい気がする。
ちょっとくらいやきもち焼いたっていいじゃない。