2011年6月18日土曜日

Toy Story

 吾輩は、高等遊民の道をたどりつつあるEmilioである。現代の猫はそんなものでありましょう。運良く道楽ものの家族に育てられているので、まあまあ退屈はしない。

わたしは基本的に働く犬。
おもちゃも本気で遊んで本気で壊す。

 この家族は、ずっと大型犬用の、頑丈で安全で、噛み砕いても飲み込んでも大丈夫な、おもちゃしか買ってこなかった。特にDennyとBettyが激しく引っ張りあって遊ぶようになってから、探すのに苦労を重ねたらしい。犬用だけじゃなく、人間のこども用まで見て歩いたんだって。
 IKEAの巨大ぬいぐるみなんか、何度も何度も、洗って、手術して、そして消えていった。大小合わせて6匹以上かな。

ひっぱりっこもキャッチボールも
できないくせに。

 さて、とにかく猫の世界に逃避したいパパは、ご想像どおり大人買いを始めた。正直なところ、でっかい犬のこだわりのおもちゃに比べたら、お手頃価格なんでしょ。

Aoaoが高校の修学旅行でなぜか作った
ウール100%のボール。
最初のおもちゃはこれ。

 猫はそうそう噛み砕くことも、引き裂くこともない。なんでもかんでも飲み込んだりしない。爪でぼろぼろになってもたかがしれている。だからおもちゃも、大型犬の常識とはかけ離れているらしい。オタク系のパパの心をゆるがす組み立て式もある。

かわいい!っておじさん感涙!!
最初にパパが買った猫用おもちゃ。
鈴がついていてゆらゆらする。
キャットニップの香りの葉っぱの形のは
なんと歯磨き用らしい。
裏に車輪がついていて
自走できる、冗談みたいなおもちゃ。
ミニカー好きな親父心を直撃。
昔のコレクションを出してくれば?
IKEAの最小ぬいぐるみ
吾輩はレスキューされたとき
このくらいの大きさだったかも。
 やってしまった!
COSTOCOで見つけたキャットタワー。
驚きの2000円台!
ドッグバッグのお屋敷にちょうど入るサイズ。

子猫だましのタワーではあるが、
なかなかおもしろいぞ。

 さてさて、Bettyは吾輩のおもちゃの数々が気になっている。どれもこれにも興味がある。でも、自分用じゃないのはなんとなく分かるらしいので、じっとがまんしている。
 けなげだなあ、労働犬って。吾輩はそんな遠慮はないね。ゆるゆると好きなように遊んで暮らすのだ。

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