2012年10月12日金曜日

To Be Antique

 吾輩は、夜中にドアノブにぶら下がって遊ぶから、誰も一緒に寝てくれないEmilioである。がちゃがちゃってそんなにうるさいですか?

Bettyは夜熟睡する。
昼間、吾輩にからかわれると
うるさいうるさいって吠えるから
疲れるんだろ。やーいやーい。
喉元噛まれても怖くないもんね。
よだれがつくのはちょっとなあ。

 これから寒くなるから、みんなでくっついて寝たらいいのにって人間は妄想するけど、吾輩には余計なお世話である。

 さて、いつの間にか月次報告ブログになっているけれど、体力気力の足りないママには仕方がない。

吾輩はパリの街が似合うんじゃないか?
このカフェの裏なんかで遊んでみたい。

 9月、パパが、一泊して会議してとんぼ返りなんていう、年甲斐もなく慌ただしいパリ出張をした。その頃ママは、パパはきっとまた空港でスカーフを買うだろうとふんでいた。忙しいのにおみやげなんかいらないからと言われても、パパにはバブル期以来のお約束なんだ。

これらはAoaoの生まれる前のもの
白地や淡い色は使いやすいけれど
汚れが目立つからクリーニングし続けてきた。

 そこで、新作が来るのなら、と、20年以上前にパパがプレゼントした最古のエルメスのスカーフ2枚を手洗いしてみた。一度挑戦してみたかったんですね。

奥の桐ダンスは、きっと後数年でアンティーク。
100年越えなくちゃそう呼べないのだとか。
明治後期から大正初期のものだからね。
パパのおじいちゃんのママの嫁入り道具です。
吾輩が爪をとがないよう、この部屋には入れない。

 「エルメス」「スカーフ」「手洗い」でネットを検索。珍しくまじめに手順通り取り組んでいた。吾輩はもちろん閉じ込められていたぞ。時間との勝負なので、全身全霊で集中しなくてはいけないそうだ。
 きれいにアイロン掛けして陰干しで終了。確かに、あの新品の張りは戻らない。しかし、いい香りです。いい気分です。色落ちはほとんどありませんでした。

吾輩は布きれより
AMAZONの段ボール箱の
開けるところのビリビリ
これを引きずってひとり遊びします。

 
お互い使いたいおもちゃが違うので
ケンカにはならない。
吾輩が夢中で遊んでいると
Bettyも自分のおもちゃをくわえてくる。
何をしたいんだ、姉さん。

 ママは経年変化したものが好きらしい。くたくたした風合いのスカーフは吾輩も気持ちいいぞ。

 お約束のスカーフも来た。Aoaoはブレスレットをおみやげにもらったが、荒れ果てたAoao御殿の闇の中に沈んだ。片付けろよ、人間なんだから。

 そもそもパパは古いものが嫌い。アンティークショップなんか気味が悪いとか、汚いとか、ママのウィンドウショッピングにつきあうのも嫌がっていた。そのパパが、ママとこの前衝動買いした古~いものが来週届くそうだ。パパがこれいいねって珍しく賛同したので、ママが即決したんだ。なんだ、それ?

これも古い。
平日のお昼過ぎ、カメラを構える中高年でいっぱいの東京駅。

干支の動物たちがいる。
ママのおじいちゃんは来月この写真を撮りに上京する。
本当は着物姿のAoaoと
一緒に写真を撮ってもらうのがメインのはずだけど。

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