吾輩は猫風邪で高熱を発したとき、猫インターフェロンで救われたEmilioである。
吾輩のママは、会社で流行っていたB型インフルエンザに感染した。若い社員ばかり倒れていたのに、若作りのママまで罹るとは。そんなわけで、ちょっとだるいぐらいで病院に行って検査してもらって、最初は「わたしは若いんだわ」なんて冗談を言っていた。
鼻に細長いものを入れて調べるんだけど
いやがって暴れそうになり
いい年して「がまんがまん」って
なだめられる怖がりのママであった。
微熱の段階で発覚したので、抗インフルエンザ剤のイナビルの吸引で熱も上がらずに終わり・・・のはずだったのに。若くないということは免疫力も衰えて、熱もバシバシとすぐには上がらないということなのかも?つまり発症後かなり経っていたのかも??
調剤薬局で薬剤師さんが
指導をしてその場で吸わせてくれた。
「はい、もう一度吸いましょう!」
なかなか難しいんだ。
真夜中、そう、13日の金曜日が始まった頃から、熱は38度を超え続け、全身痛いのなんのって、そういわれてみるとこの前最後にインフルエンザに罹ったのは、タミフルの出たばかりのころ。(確か、すぐ飲んですぐ治って感動した。寸前に罹った幼いAoaoはちょうど在庫がなくて、さんざんだったそうだ。)実に大昔だ。
体力がまるで違うせいか、記憶をはるかにしのぐ苦痛だとか。1時間ごとに苦しくて目が覚めてしまう。
解熱剤を飲んで熱が下がって、やっとほんの少し汗が出るというありさまで、薬が切れるとまた高熱。いくら水分を摂っても、蒸発している感じ。「このまま干からびていくのかしら・・・」と悪夢の1日がのろのろと過ぎて行ったのである。
この日パパは早く帰って看病すると言って、なぜか家電屋さんで寝室用にTVを買ってきた。
ちょっと変な亭主である。吾輩とBettyの世話をしてくれたらそれでいいのに。
本当言うとママは「イナビル効いてるの!」
って苦しみながらうなっていた。
パパ、TVのセットよりも氷枕をお願いしますよ。水漏れして、首元がぐっしょり濡れて目が覚めた哀れなママである。ふつうなら激怒するんだけど、そのパワーもない。
そんな13日の金曜日らしい1日が過ぎて、ようやく37度台に落ちついた。本来1日で症状が落ち着くはずはないので、イナビルは効いているんだろ。
ただ、筋肉痛のような痛みが頭皮から全身に残っているので、苦し紛れに例のパスタノーゲンを首や足腰に塗っている。いいのか?気持ち良ければいいんでしょ。
おかげで寝室にパスタノーゲンの匂いが充満しており、さすがのBettyも近寄れない。万が一鼻がふくらはぎに触れたら、けっこうキツイ。看病したくても無理でしょ。
吾輩はママと銀紙ボール投げをしたいので、リビングのドア越しにずっとママを呼んでいる。かあちゃん、若くなくてもいいから、もう病気は困るぜ。
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