2012年4月10日火曜日

Full-blown Cherry Blossoms

 わたしは桜の花を踏みしめて散歩するのも楽しいBetty。この時期、散歩で出会う人間たちはなぜかご機嫌がいい。わたしの町も桜が満開なのだ。

マンション敷地内の公園や通路は桜が満開。
このマンション群が出来てから20年以上。
桜の木は少しずつ太くなり、花も堂々としてきた。

 駅前に新しいビルが出来上がりつつある。Aoao世代にはうれしいお店が次々と増えたこの町。このゴールデンウィークはすごい人出になるらしい。

新学期を迎えたこの数日、通勤通学時間帯に
おまわりさんが信号の前で交通整理をしている。
年に似合わぬ爆走をして駐輪場に突進するママは
いつも緊張するらしい。恥ずかしいなあ。

 さて、春のやわらかい風が気持ちいい今日この頃なのに、我が家はEmilioに振り回されている。わたしはそばにいるだけで疲れちゃう。

犬と猫、どっちがお馬鹿でしょう?

 日曜日、恒例のAoaoのEmilio爪切りの儀式が執り行われたのだけれど、奴が暴れたせいなのか、Aoaoが大胆すぎたのか、後ろ足の1本だけざっくり深爪をしてしまった。人間たちが気がつかないまま、爪切り後ごほうびのフードをもらおうと、奴がはしゃいで飛び回っているうちに、傷口から血が飛び跳ねて、どんどん出血が増えて、もう大騒ぎ。

今朝のお馬鹿。
あれあれ、なめてる!なんて
みんな笑っていたのだけれど。
わたしも時にはなめさせてもらう。

 お出かけの予定があって着ていたママの白いシャツは、生々しく血が飛び散って、当然のように超小心者のママは心配で心配で半狂乱である。パパはいつものように逃げ腰だが、大丈夫、だれも期待していない。Aoaoは爪の血管をすこし傷つけただけなので大丈夫だと余裕をみせているが、妙に無口になっている。

はまってます。

 猫の爪切りではよくあることで、ドッグバッグに入れておとなしくさせていたら血が止まるはずなので、感染にさえ気をつければ大丈夫なんだけれど。はい、我が家は大げさです。

 ドッグバッグの中はすべて新しい敷物やタオルに交換された。「使用中の猫砂が傷にさわったら困る」とパパはトイレを洗って新しい猫砂を敷くよう、ママに指示された。やっと出番だ!パパ!!

 そういうわけで、ドッグバッグでお昼寝をしているうちに血は止まり、まずは一安心。傷口が開かないよう、日曜日中お遊びなしで過ごすことに。とにかく不安なママはずーっと経過観察していました。血が出ていないか見ていただけだけど。お出かけなんか中止。

 おおかたの予想通り大丈夫でした。炎症を起こした様子もなく全く平気です。


笑いながらママが拭いてあげたけれど
とても香ばしいので
今日は1日わたしがEmilioの
お顔をなめてあげています。
当たり前のような顔をして
なめてもらう変なEmilio。


 しかし、遊んでもらえないので相当退屈だったのでしょうね。Emilioは暇つぶしに馬鹿なことをしていた。

 月曜日、会社から帰ってきたママはEmilioが少し吐いているのに気がついた。毛の混じった胃液のようなもの。昨日怪我した足をなめて飲み込んだ毛を吐いたのかな?なんて怪しんでいたのだけれど・・・。

 早朝4時(暗いんですけど。うちのママってサイコかも。)、なにか気になってEmilioをドッグバッグから出して遊んでいると、はい、吐きました。幅1㎝長さ20  はあるリボンです。吐いたらすっきりして、テンション上がっています。吐いたものの匂いを嗅いで「エア埋め」をする気配りもあります。

しおり、見つけた。
このしおりのくちゃくちゃした感じがたまらん。

 Emilioは紐に目がない。輪ゴムも本のしおりも大好き。

 うんちが輪ゴムに絡んで、レンコンのようになって出てきて、この悪癖が発覚した。命がけの趣味でしょ、Emilio。以来、我が家では輪ゴムは危険物である。何かについて持ち込まれると、大騒ぎでゴミ箱に直行。

 ベッドサイドに置いていた「ヒタメン」っていう三島由紀夫の恋のノンフィクションも、ママが寝ているうちにしおりが無くなっていた。そこらじゅうに本ばかりの我が家は、お馬鹿なEmilioには相当危険なので、やっぱり夜はドッグバッグに入ることになった。

 問題のリボンはドッグバッグのファスナーを開かないようにするために使っていたもので、まさかこんなものを飲み込んだりしないでしょうと、たかをくくっていたわけで。

 そういうわけで、Emilioは一生このヒモフェチが続くのだろうかと家族はおびえている。だから猫は猫なの。手におえないでしょ。

 
いけないことはいけないって
ちゃあんとわかるのは犬。
っていうか、うちの家族が猫にだけ甘いせいよね。

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