吾輩は、身だしなみには神経こまやかなEmilioである。爪とぎにもぬかりなはい。残念なことに、見事に鋭くとぎあげた爪はAoaoに切られてしまう。
ひなたぼっこをしながら
まったりしているわけではない。
あ、陽が当たると、吾輩の縞模様がわかるでしょ。
ママはもう爪切りはAoaoに任せた。ママは老眼が進んで、眼鏡をかけてもなかなか狙いが定まらないし、気が小さいので、痛くしてしまいそうで不安で不安で、一気に切れない。のろのろしていると、吾輩が飽きて暴れだすのは当然だ。
しかも、たいていホールド役とカット役と2人がかりでやるのだけれど、押さえ方がひどいとかなんとか、ささいなことで文句をいうので仲間割れが起きる。レベルが低いんだよね。
Aoaoに問答無用で爪を切られたので
鬱屈する思いを
Bettyの短い尻尾にぶつけているんだ。
そこで、ママが吾輩を抱きしめるホールド役で、Aoaoがカット役にチェンジ。ママは目をつぶって、決して切り方に口を出さない約束だ。
早いよ、Aoaoは。容赦なく足をぎゅーっと持って、片っ端から切り詰める。迷いがないのがすごいし、時としてひどい!
言っておくけれど、爪なんか立てないよ。
目上の犬には敬意をはらって
胸を借りるんじゃなくて
尻尾を借りるんだ。
Bettyも怒ってないでしょ。
Aoaoにくっついて甘えている。
長野のおばあちゃんは、Aoaoが小さい頃、この子の度胸なら医者になれるかも!ってほのかに期待したらしいけれど、残念でした。度胸だけじゃ医者にはなれない。こんな外科医がいたらどうなることやら。
Emilio、ちょっと心が荒れすぎだけれど。
そんなにむかついたの?
風邪がやっと治まったママも、美容院やマッサージでよれよれになった体をお直し。老眼鏡も作り直した方がいいと思うよ。肩こりの原因かも。
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