2011年10月5日水曜日

Great Chemistry?

 わたしはにぎやかな大家族が好きなBetty。生まれてからこのかた、ひとりっこだったことは・・・数ヶ月だけかな。いつも犬や猫や、小うるさい人間たちに囲まれて暮らしてきた。

 散歩の時、ご近所のみなさんにいつも質問されるのは、「Bettyちゃんは子猫と仲良くやっている?」ってこと。ママはにやにやしながら、「そこそこ仲良しですよ。」って答える。

朝6時、ドッグバッグからピヨーンとでると、
まず背中をすりすりしてノビをする。
ギュヨーン、ビュヨーンとストレッチ。

 遊びの種類が違うから、大満足というわけではないけれど、お互いの存在をちゃんと認め合っている。いつも気にし合っている。まあ、家族ってことね。


 Emilioはママが注意したり叫んだりしても、たいして気にしないけれど、わたしが「誰か来た!」って吠え出すと、警戒態勢にすぐ入る。全身緊張してソファの下で待機する。日本語はわからないらしいが、犬語はわかってきたみたいね。


そこへわたしがあいさつを。
おはよう。
猫は口であいさつするので
まず顔をなめてから、
犬式にお尻もなめる。
Emilioは目を細めて
わたしの気が済むのを待つ。

 Emilioだけ遊んでもらっていると、ときどき悔しくなるので、割り込んでみる。わたしがひっぱりっこやでんぐり返りをして遊びだすと、Emilioは「下品な遊び!」って冷たい目をして、少し離れてじーっと見ている。

 時には盛り上がったEmilioが、あたかもライオンがトムソンガゼルを襲うみたいに、わたしの後ろ足に飛びついてくることがある。キャットタワーの上から、狙いに狙って。けっこうな衝撃なのよ、これが。


猫パンチもするけれど
極力爪はひっこめている。
わたしも首を噛み噛みするけれど
常識の範囲内です。

 わたしを心の底からは信用していないママは、「Emilioは馬鹿だから、馬鹿だから!Betty、許してあげてね!」っていいながら、あわてて引き離す。
 いやねえ、逆襲なんかしないから。お互い本気を出したら、たぶんEmilioの方が早いから、そうそう捕まえられない。

 もしわたしたちの体のサイズが逆だったら・・・はるかに恐ろしいことが起こっていたはず。日本語のわからない巨大な猫科の若いオスなんて・・・、勘弁してください。ママは昔、「野生のエルザ」を観て、ライオンを飼ってみたかった自分を愚かだと思っている。

最近Emilioにマウントしたくなる。

 Emilioのごはんの時は、必ずわたしもひとつぶもらう。順番にひとつぶずつ食べてから、お皿をドッグバッグに置く。失礼ね、横取りなんかしないから。

 でもね、わたしのごはんの時は別。Emilioはドッグバッグの中。ママはやはり心の底からEmilioも信じていない。

 今、何を思ったか家の中の整理整頓を始めたママ。手をつけずに見ないことにしていたDIY関連の棚にも挑戦している。釘やボルトや、なぜかたくさんあるドライバーの数々が廊下に散乱している。よくわからない金具はいったい何につかったんだろう。

 そんな時、わたしはフリーだけれど、Emilioはドッグバッグの中。そうよね、あいつが出たら、とんでもないことになる。わたしの方が信頼できるでしょ、ね、ね。

この爪とぎは、ぐるぐると
すだれを巻きつけてある感じ。
糸が切れて、少しずつ分解されちゃう。

 とにもかくにも、わたしたち仲はいいの。お互い犬と猫として、ちゃんと家族の一員になりました。言っておくけれど、わたしはよその猫はきらい。大きらい。散歩で見たら、叩きつぶす!

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