2012年1月5日木曜日

Pas de caractère

 吾輩はチャイコフスキーのバレエにも登場する、しなやかな猫Emilioである。
 新年は、「眠りの森の美女」の第3幕の結婚式の行進曲で始めるのである。王子と王女の結婚を祝うために、おとぎ話の妖精たちに混じって長靴をはいた猫がやってくる。華やかな明るい気分になるはず。

 でも、その結婚式でも猫は猫であった。そして吾輩とBettyもあいかわらず犬猫は犬猫である。

 食わせて食わせて
とにかく食わせて。

Bettyはおすわりして
いじいじと待っているけど
吾輩にはそんな心の余裕はないんだ。

 パパもママも会社のみんなより一足早く4日から仕事始めをして、がさごそしている。Aoaoもお仲間と神宮でスケート大会だそうで、ご苦労なことです。中学のスケート教室以来でしょ。
 しかし、何があろうとわれわれは、元気に食べて遊んでよく寝て暮らしている。


 今年1年、すばらしいことが行進曲に乗って次々とやってきますように。祈りをこめて、今日ものどかに暮らすのである。


こうやって横取りしようとしたら
Cookieだったら制裁を加えていたはず。
意外に鷹揚なBettyなのである。

わたしがつきあっているこの猫って
昔のロシア人が見ても
フランス人が見ても
妙な存在だった証拠をごらんください。
ああ、うんざり。


 この曲を、Aoaoが小学生の頃バレエの発表会で踊ったらしい。女の子2人で白猫になって。先生にもっと猫っぽくって言われても、ラブラドールしか知らないAoaoは困ったらしい。お友達の家はシーズーだったし。きっぱりさっぱりした白猫たちだったとか。吾輩と顔つき合わせている今なら・・・完璧かも。



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