2012年2月2日木曜日

Little Man Piss

 わたしは、よそさまで絶対にトイレをしたくないBetty。がまんしちゃうタイプ。
 ある日突然手術なんか受けて、動物病院にお泊りなんかしたら、おしっこどころじゃないでしょう。わたしの避妊手術はそうでした。たいていの猫はもっと神経質だから、じーっと潜んでいるはず。

 だが、Emilioは洗濯ネットの中で息を殺していたわけではないらしい。朝一番、オープン前から病院の駐車場で待っていたパパとママ。どきどきしているママの前に連れてこられたのは、おしっこまみれの洗濯ネットだった。先生は「あれ?吐いたのかな?」っていっていたけど、この匂い、まちがいなく「俺様超臭いおしっこ」です。

弟が帰ってきました。
臭いです。
「お帰り!」って駆け寄って
正直、「うっ」となりました。

 ネットの中で、「うりゃあ!!吾輩を誰だと思っているんだ!」って怒りをぶつけていたのかなあ。その怒り、結局全身に付着してますけど。

 問題のボール2個は青々ときれいに毛が剃られて、ややしぼみかけ。縫うこともなく、エリザベスカラーをつけることもなく、もちろん抜糸に再来院する必要もない。明日から抗生物質の錠剤を口に押し込めばいいだけ。万が一なめすぎて、患部が赤くでもなってきたら来てくださいって。ふつうはなめないんですって。

 え?犬のほうが、傷口をしつこくなめるような愚かものってこと?

 
さすがにちょっとダメージあります。
とろんとしています。

 家に帰ってきて、夢中で水を飲むこと飲むこと。キャットフードも一粒ずつ口に入れてもらっている。「うまい!もっともっと!!」っておねだりするけれど、少しずつね。

 Emilioも始めはジャンプする気が起きなかったらしく、床の上中心によろよろとうろついていた。当然ドッグバッグに収納されて、安静に。やがて午後には足取りがしっかりしてきて、出してもらうとだんだん高いところに復帰していった。

 回復は順調のようですが、実に喜ばしいことですが・・・、全身の匂いがねえ。

 手術したばかりでシャンプーするわけにもいかず、温かい濡れタオルで拭こうものなら、匂いが部屋中にたちこめるだけで、なかなかすっきりしない。
 犬猫が舐めてもいいという消臭スプレー「きえ~る」も買ってあるので、明日以降様子を見ながら使うことに。

 買っておいてよかった「きえ~る」。

 自分の匂いを消すのが、ハンターとしての大原則の猫一族。さすがに気になるらしく、Emilioはグルーミングに余念がない。患部を舐めないのはさすがですね。それにしても、だんだん体から匂いが減っていくのは驚き。

一番臭いのは頭の上。
そこは舌が届かないからね。
ママが拭いてくれるよ。

 Emilioを心配しつつも、Aoaoはスノボ旅行中。ここにもまた、つかの間の青春を謳歌する若者たちがいます。大寒波の押し寄せている日本ですが、どうか事故のないように、無事に帰ってきてね、Aoao。臭~いEmilioと一緒に待っているからね。

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