2012年3月23日金曜日

Bedside Story

 吾輩は夜行性の肉食獣Emilioである。昼間ドッグバッグの中での留守番が増えたし、去勢後は太りやすいというので、最近の夜はずーっと自由にしてもらえる。

昼間は寝てばかり。
ママのなんとなく近くで寝る。

 おかげで本能全開!吾輩はアルミホイルボールをレトリーブできる。両手でちゃんとキャッチもできる。ちゃんとママのもとにくわえて持ち帰るのだ。まあ、素直には渡したくはないので、一応戦う姿勢を取るんだけどね。

 
今年初めて買った猫のカレンダー
YOGA CATである。
なかなか意欲的な写真が多い。
だが・・・

 Bettyはアルミホイルがきらいなので、別なボールを別な方向に投げてもらう。ぶつかると危ないからね。ママは2匹を相手に馬鹿みたいな声ではしゃいでいる。

 さんざん走り回った後、早寝早起きのママに合わせて、夜10時(!)にはBettyと共に寝室に行く。トイレも運び込まれる。

ママが激怒! 
つり下がっているものは
すべてチェックを入れないと
男がすたる。

 連中はすぐに熟睡。

 吾輩もとりあえず2時間ぐらいはうとうとする。Bettyは耳が蒸れるほど羽毛布団の奥深く入り込んで、ママにくっついて寝ている。吾輩はママの枕元に電気ひざ掛けを敷いてもらって、設定温度「弱」にして、ここを定位置とする。布団の中には絶対に入らない。

 なぜならAoaoが無理やり吾輩を自分の布団に押し込めて、抱きしめて遊んでいたから。愛情表現らしいが、不愉快の極致である。しこうして、吾輩は布団が怖い。

 吾輩が寝室をうろついて、写真立てを倒し、コートのベルトを引きずり落とし、ついにはドアのハンドルをガシャン!と鳴らし始めると、寝ぼけまなこのママが手元に用意したリボンを新体操のように動かす。

 
電話の上に乗ってカレンダーを痛めつける。
勝手にプッシュフォンを押して
どこかに電話してあったりする。
受話器が外れたまま
2時間とかもザラなので、
吾輩がはしゃぎだすと
ビターアップルをしみこませたティッシュが。
吾輩はこの匂い許せん。

 よし!勝負!

 暗闇でも結構目が見える吾輩は、「ずどどっ」とベットの上を走り回る。しばらくやると気がすんで眠くなる。ママも半分寝ている。この間Bettyは起きない。寝ている。

 
いいこぶっているBetty。
完璧なおすわりで待つものは・・・。

 でも、パパが深夜に帰ってきてカタコトすると、Bettyも起きるし、吾輩だって目が覚める。また振り出しにもどるんだ。
 ちなみにママは起きない。吾輩の物音は気になるくせに、どうして寝ていられるのか、人間の感覚はおかしい。

 
Bettyが待っているのは、ごはん。
最近はこのシリコンのボウルで食べている。
スーパーで500円。
犬用じゃないけどぴったり。

 そして、またまた遊びたくなると・・・トイレが寝室から運び出され、吾輩はリビングにひとり放置される。ふつうなら独りぼっちはつらくて、「かあちゃん、ねえちゃん」って呼び続けるのだが、夜中は別に平気だ。孤独なアスリートのように動き続ける。

 みんなが起きてくる朝6時まで、リビングは野生の王国だ。

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