2012年3月3日土曜日

One Strange Morning

 吾輩は危険肉食獣なので、おひなさまには会えないEmilioである。
 この前、パパが大昔にフィンランドで買ってきた木の兵士を落としてこわしてしまった。で、ちぎれた腕をがじがじ噛んでいたら、逮捕された。

形あるものはいつかは壊れる。
わざとじゃないってわけじゃないわけで・・・
・・・はいはいはい、悪かったね。

 まあ、そういうわけで、この家のおひなさまはまた眠り続けることになった。いったいおひなさまってなんなんだ。そんなに面白いものなのか?

 今朝は明るい陽射しが戻って、すばらしい日向ぼっこ日和だった。いつものようにリビングでBettyとじゃれていたら、パパがよろよろやってきた。
Bettyは耳がマラセチアにやられてしまった。
電気敷き毛布を使っているママにくっついて、
朝まで布団にもぐって寝ているから
必要以上に蒸れてもいるらしい。
おばちゃんくさいぜ、Betty。

 二日酔いの土曜日の朝、パパの枕元にAoaoがなぜか高校の制服を着て立っていた。「ディズニーランドに行くから、お小遣いちょうだい。」って言うんだ。「なんでそんな格好をしているんだ?」って不思議に思いながらも、もうろうとしてお札を渡したパパは愚かだ。

 おそらく来月には大学2年生になるAoaoとその仲間たちは、わざわざ高校の制服を引っ張り出して、そう、コスプレして、ディズニーランドに行くのだ。男の子も女の子も参加してのお遊びなんだって。これはあの連中がいかれているから?それとも今どきの青春なの?
 ご近所のみなさん、ばったり制服のAoaoに出くわしても、どうぞ驚かないで。お馬鹿な19歳です。

画面右下で寝ているのが
年甲斐もなく夜遊びしたパパです。
娘を指導する資格がありません。

 どうなっているんだ?って状況がよくわからないパパは、どっこいしょと横になって、吾輩たちの遊びに参加してきた。3匹で川の字になってちょいちょいと遊ぶ。パパとのんびり遊ぶのはひさびさだ。

 「午前中にBettyを動物病院に連れて行かなきゃ」ってママがしつこく言うのに、パパは動けない。吾輩と遊ぶのが精一杯らしい。そりゃ、使うのは片腕でいいんだから。まだ頭が回らないってうめいているよ。哀れな。

 のどかでおかしな我が家の週末の朝なのである。

 吾輩は酔っぱらいの相手もちゃんとしてあげる。
おかげで少し立ち直ったパパは
動物病院にママとBettyを送っていった。
耳を奥の奥までふき取って
お薬を塗ってもらったら
かゆみはすっかりとれたらしい。
家で点耳薬を使って、週末経過をみてもらう。

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