2011年7月28日木曜日

The Rebel Army

 吾輩は生意気盛りの3ヵ月Emilioである。先日、Mrs.A&Jが様子を見に来てくださった。約1ヶ月半ぶりにお会いしたことになるらしい。

 前のように抱っこをしてくださったんだけど、吾輩はもう赤ん坊じゃないので、抱っこはいやなんだ。で、しゃあーって文句を言った。
 ママは「なんてお行儀が悪いの!」ってびっくりしたけど、別に爪を立てるわけでも噛み付くわけでもなくて、やだーって顔中口にして抗議しただけなんだ。ごくごくやさしい「しゃあー」なわけである。

 でも、この女性はとっても面白い人間だった。お気に入りの靴紐とウールボールを合体させて、おもちゃをさくさく作ってくれた。

これ最高に受けた。
超絶愉快なおもちゃ。

 ぶーらぶーらさせて誘われたら、もう吾輩はたまらん。この人の魔力から離れられない。ずーっと一緒に遊んでもらった。だから、ママの側にも寄らないで、ぴたりとくっついていた。

 でも、抱っこはいやなんだ。「抱っこしましょ」って手を出されると、「違うよ、もっともっと遊んで欲しいんだから」って、顔がしゃーってなっちゃうんだな。

 体の毛が逆立っていないから、吾輩なりのコミュニケーションなんだろうって、すごく馬鹿にされているけど、いたしかたない。吾輩には吾輩の感情表現があるのだ。基本的にすごく好きだけど、好きじゃないことには、「しゃー」なのである。

 家族にはこれをしない。どうしてって言われても、よくわからん。乱暴な扱いをAoaoにされても、「しゃー」はしない。Bettyにも最近はあまりしない。どうしてかな。

変なところに入り込むことだけが
危険ってわけじゃないらしい。
ガードはボロボロ。

 さて、吾輩たち猫は余計なものを食べない種族だけれど、もしも口にしたら解毒能力が実は低いとされている。洗剤や防虫関係、アロマオイルなんかも危険がいっぱいだ。

 そう言えば吾輩がもっと小さい時、飲んで帰ってきたパパに抱っこされた時、呼吸が苦しくなったことがあった。パパは吸わないけれどタバコや埃や、いろいろな匂いがついていたらしい。いろいろなね。

 もちろん観葉植物も本当は危険らしい。いろいろガードするのに疲れたママは、ついにベランダに出してしまった。文句たらたらだったけれどね。

 秋には枯れちゃうかも。
かわいそうだけど吾輩の方がかわいいでしょ。

 とにかく、薄いテレビの上も歩けるし、ピアノにも乗れる。目を放すと玄関の2匹のシーサーと並んで息を殺している吾輩を、みんなが大声を上げて追いかける。声のトーンで禁止事項に触れたということは分かるんだけど、どうしてもまたやりたくなるんだな。でも、捕まっても、「だめだめでしょ」ってやさしく抱っこされるだけだから、そんなに怖くない。もしも、怒られたら逃げ続けるしかない。

我が家で2番目に高い場所に到達。
後は恐れおおくも神棚だけ

 そんな風にバタバタしているママに、ついにBettyが反乱を起こした。実際は、「待て待て」って追いかけるのが新しい遊びだと勘違いしたらしい。
 違うのだよ、Betty。ママは急に立ち上がって、吾輩を「こらこらこら」って叫びながら捕獲しようとして、しょっちゅう立ちくらみを起こしてふらふらしているんだから。ははは。


 返して欲しい?
ママ、わたしと「待て待て」する?


 とにかく突如、IKEAの最小ぬいぐるみのウサギをくわえて走り出したBetty。しかも後ろのママを見ながら。破壊するわけではなく、ただただママが追いかけてくるのを待っている。吾輩としては、姉さんが本気を出すとちょっとビビるので、思わず動きが止まる。


悪い子になって親の注意を引こうという
いじらしい姉Betty。
けっこう丈夫だよね、このウサギ。

 ママは吾輩をドッグバッグにしまってから、今度はBettyと「待て待て」をする。Bettyはちっとも悪い子じゃないので、ママはとっても楽しそうに遊んでいる。正直、疲れるらしいけれど。それを吾輩は中からじーっと見つめている。今度出たら、もっと困らせてやろう。

 吾輩も早く大きくなって、いっしょに「待て待て」が出来るといいのだけれど、Bettyの思わぬ破壊力は実証済みなので、慎重にいくそうだ。
 ママ、前歯は楽になった?まだとうもろこしは食べるのが怖いんだって?

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