2011年8月15日月曜日

Mandala

 吾輩は、はるかなる高みを目指し続ける猫Emilioである。まだまだ上には上があるはず。目線はいつも上だ!

あの建物の方が高い気がする。
え、このマンションも21階あるの?

 この一家のご先祖様や、眷属の犬やらハムスターやら、お盆なので家に戻ってきたそうだ。ああ、それでお仏壇の上がどうも気になるんだなあ。お初にお目にかかります。新入りのEmilio4ヵ月寸前です。どうぞごゆっくり。

お仏壇の上をふと見ると・・・
Emilioのあいさつがガリガリと。

 きのう、ようやく芸術鑑賞をする気になったママが、パパを引き連れて訪ねたのは、上野の東京国立博物館の平成館。「空海と密教美術展」である。1200年前、最先端の国唐に留学して、不思議で絢爛豪華な仏教を日本に広めたスーパースターというイメージの空海にパワーをもらおうってね。

図録の表紙は白いけれど、
開くとそこには曼荼羅ワールド。
最高にスタイリッシュな舶来美術で
当時の新しいもの好きの日本人を
ひきつけていたんでしょうね。

 朝一番に近くの寛永寺開山堂にお参りした後、チケット売り場に向かうとすでに長蛇の列。お盆休みだったからかも。行いのよい人間が多かったのか、うす曇りで風もあり、15分ほど屋外で待たされたけれどたいしてつらくはなかったみたい。

 おすすめは北大路欣也がゲストの音声ガイド。いつもは使わないのだけれど、仏教美術は全く不案内なので試してみることに。これが、意外にもいい。満足だそうです。

 巨大な「五大力菩薩像」はすごいらしい。「魔を払う」ってこれのことかも?って、ママは夢枕獏の世界にはいってしまいそう。

 一番興味深かったのは、空海の「大日経開題」。自筆の草稿なので、書き込みや訂正がぎっしり。人間空海の息遣いが見える感じ。コピペしてレポートを書いてしまう最近の学生さん、ぜひ見てみましょう。

なぜかけっこう大きなペット用首輪チャーム
この図柄なら使いやすいメモ。

 そこだけ京都修学旅行のおみやげ屋さん状態の、特別展ミュージアムショップ。ママはミュージアムショップが大好きなんだよね。主催者の思惑にあっさりはまるんだな。いったい風信帖の手ぬぐいをどう使うつもりなのか。

 さすがに疲れて、本館を見る力が出なかったパパとママ。休憩どころでアンミツが売られていて、しみじみ幸せだったそうです。

おかえりなさい!
ママ、これはなんのおみやげ?
まさか・・・。
吾輩である。
上も好きだけれど、穴も好きなのである。
袋と取っ手の紐が、もう、たまらん。
お買い物バック最高!
今日はトニックウォーターで
ジントニックを作るんだって。

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