吾輩は自由に生きる猫Emilioである。犬みたいな面倒な群れの掟なんか、ばかばかしくってやってられない。ところが、我が家のBettyはどうも心が狭い。
夕方、ママとAoaoはBettyを連れて、新入りの英ゴルBuddyを訪ねた。彼はあの大先輩Harryの弟としてやってきた2ヶ月の坊や。先日は英ゴル姉さんJuddyが上手に相手をしてあげたとか。はたしてBettyはいかに?吾輩がリポートしようではないか。
いらっしゃい!
歓迎します!
BettyはとにかくBuddyのママが好き。何度も預かっていただいたし、おいしい手作りおやつをプレゼントしてくれるし。
今日もはりきってドアに飛び込んだ途端、そこにいたのはBuddy。は?何者?なんてBettyがまごまごしていたら、陽気なBuddyがはしゃぎ出した。
それがね、こともあろうにBettyにマウントしたんだな。もしもし、Buddy。色気20パーセント、負けん気80パーセントのBettyがマウントされたのは、約3年前ラブの大先輩ララに1回だけなんだってよ。相手が悪すぎますよ、坊や。
大物という噂どおり、少々追い払われてもほにゃほにゃと(ラブ的に)はしゃぐBuddy。うちのBettyの堪忍袋の緒はすぐ切れますよ。
怒られて腰が抜けました。
姉貴には一歩下がって従います。
ほーら、怒った、怒った。怒って吠えて追い詰めた。英ゴルの大家族に囲まれて育ったBuddyだけれど、ラブのテンションの高さにはびっくり。お腹を出して、ごめんねポーズをするしかないよね。あわててママもBettyを怒ったから、すごく狂暴なお客が来たって思ったろうね。
その後、Bettyは愛するBuddyママを独り占め。やたら甘えて吠えている。(自分の飼い主のことは、ほとんど無視なのはなぜ?)ときどきBuddyが逆らえないように、上から目線を投げかけて威圧もしている。勝負あったね。気の毒に。
ラブ慣れしているAoaoにも逆らえない。
ぼくの動きは全て読まれている。
ラブよりゆっくりなんだって。
・・・なんて荒っぽい連中なんだろ。
もっともBettyがあまりいい気になっていると、ママがお借りしたうちわをちらりと見せて、身の程を思い知らせている。
うちのママは、うちわでハエや蚊を空中で叩き落とすのだけれど、その殺気のあまりのすごさに、Bettyはうちわが嫌いなんだ。一度もBettyを叩いたことなんかないのにね。とにかくママがうちわを持つと気力が萎えるらしい。ふふふ、吾輩は燃えるけど。
こんなのがお外にうようよいるのかな。
とんでもない町に来ちゃったな。
そんなこんなで、うちのママとAoaoはBuddyと遊び放題。むくむくのふわふわ。子犬の匂いがする。幸せの匂いだね。
Buddyのママが言うほど、いたずらっこでも暴れん坊でもない。ちゃんとBettyの顔色を読んで、ご機嫌をそこなわないように後をついて回ってもいる。なかなかやるね。
BettyもBuddyのしおらしい様子に満足して、先輩風を吹かせている。ああ、騒々しい初対面でした。ごめんね、Buddy。
今度は家に来てもらって吾輩も会ってみたいけれど、どんな騒ぎになることやら。言っておくけど、吾輩にマウントするのは無理だから。そうそう、Buddyママが来ると、うれしすぎてBettyがまたまた興奮するから、Buddyパパとおいでよ。どうなるんだろう。いい考えだよね。
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