2011年8月22日月曜日

Our Naughty Kitten

 わたしは暑すぎるのもいやだけれど、雨降りも悲しいBetty。お散歩の代わりにシャンプーなんかされたって、うれしくなんかないんですけど。

 もっとうれしくないのは、こいつの仕業。推定4ヵ月を迎えたこの猫は、つぎからつぎと悪事を繰り返す。悪気はないんだろうが、あるように見えるのは、この目つきのせい。リビングだけしか知らないけれど、世の中が楽しくてしょうがないらしい。

縞模様が見えなくなるほど毛が黒々。
その行いも腹黒い。
 
ああ、無残。

 Emilioのジャンプ一発、わたしの頭の横50cmに落ちて砕け散ったピルケース。中になんとなく入れておいた鍵やビーズ、なぜか入っていた犬たちの乳歯が飛び散った。

 哀れ、ちゃんと飛べなくなった蝉。

 ジージーという激しい音と共に、Emilioがくわえて飛び出してきたのは、なんと蝉。なぜかドッグバッグの裏に潜んでいたらしい。洗濯物と一緒にベランダから紛れ込んだのかな?とことん運の悪いことに、奴に捕獲された。

 その瞬間に立ち会ったパパは、決して蝉を口から放さないEmilioを抱っこして絶叫するばかり。イキモノが怖いパパには、なんとおぞましい経験でしょう。腰が抜けそうなパパを救ったのはAoao。蜘蛛以外は平気みたい。
 ママは笑っていた。Emilioは、蝉をばらばらになるまで、いじって遊ぶつもりだったんじゃない?って、さらにパパを怯えさせていた。

 
仏壇の上は妙に落ち着く。
ここからリビングを睥睨するのだ。

 だれも遊んでくれないと、ピアノから仏壇に上る。もう、軽くひと跳びで行けちゃう。お盆にご先祖様にあいさつしたからって、それはまずいと思う。お供えのお菓子やごはんに興味がないのでいいけれど、香炉を倒したら・・・ママがどうなるか、考えたくない。

 だめって言われてやめるなら、猫じゃない。お腹が空いていると、キッチンにも突入する。ここにはうまいものが埋蔵されているって知っている。
 捕獲されて別な場所におろされても、次の瞬間、またキッチンカウンターにたたずんでいるEmilio。この速さ、ジャンプ力、どう考えても犬には無理かも。

ペットはね、そんなに迷惑をかけちゃいけないの。
人間の想定内で困らせないと。

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