2011年11月30日水曜日

Misery

 吾輩は、最近顔が横にでっかくなってきた、7ヵ月の子猫Emilioである。
 最近、姉貴のBettyはまったくついていない。先日の歯の手術後の薬のいずれかが体質に合わなかったらしく、薬を飲み終わったその日から、ひどい下痢になってしまった。

 Bettyが具合が悪そうな時
吾輩はあまり近寄らないし
Bettyも吾輩の相手なんかしない
それぞれしんみり過ごす。

  超心配性のママがどうなるか、想像つくでしょ。なにしろ犬の下痢の経験がろくにない。そこそこゆるくなったぐらいで絶食させて、次の日には回復!もしくは下痢止め投入!即効で回復!というパターンしか知らない。


 経過を病院に診せに行く日だったので、勢い込んで行きましたよ。「すぐに収まりますよ」って言われたのに、悪化したような気がして、次の日にも仕事が忙しいのに無理やり行きました。
 やれやれ。「大丈夫ですよ。」って言っていただきたくて行っているみたい。


 先生の穏やかな説明を伺って、気を奮い立たせて看病に励むって、これは幼いAoaoが喘息だった頃、信頼する小児科の先生とお話しすると、親子で心身が楽になった気がしたケースと似ているとか。


治りがゆっくりなのは
もうボール遊びができないかもって
Bettyが落ち込んでいるせい?
ママは柔らかいボールなら大丈夫って
先生が言っていたからねと
こんこんと説明したら・・・
本当に元気がでてきたんだけど。

 整腸剤と下痢止めをいただいて、まずは水分をスープや葛湯から取る。りんごの絞り汁も。少しずつどろどろバーミックスごはんを足していく。オクラやレンコンのねばねば成分が胃腸の粘膜にやさしいとか。鶏肉もとにかくどろどろにしていますな。

 数日かけて少しずつ、少しずつ、治っていきました。(ふつうはそうなのに・・・せっかちなんだよね、ママは。)


 しぶり腹状態になった日が一番かわいそうだったかな。腸が敏感になっているんだね。なぜか下痢は家のトイレではしたくないらしい。ひさびさに夜のおトイレ散歩もしました。外かぁ、もう数ヶ月出てないぞ。いいなあ。


散歩にいけないから
吾輩は少々いたずらしたって
許されると思う。
日経はうまい・・・わけはない。

 一番驚きだったのは、急に仕事が忙しくなったママが、少し落ち着いてきたBettyを置いて、後ろ髪をばんばん引かれながら出かけようとした日のことだ。


 着替えるとき、パラリと肩から白いものが。なんと朝飲ませたはずの整腸剤かも??あわてて鏡をみると、タートルシャツの首元にもう一錠。これは下痢止めかも・・・???


 お腹を壊して以来、不思議なことに薬を断固拒否する、野生の本能全開のBettyなのだ。パパと2人がかりで口に押し込んだはずの錠剤が、ママの首筋にへばりついていた???


看病で疲れた人間を癒すのは
もくもくスチームなわけだ。
吾輩はナノイーの匂いが好きなんだけど。

 疑惑を残したまま、浮世の定めで家を後にしなくちゃいけないママがどんなに暗かったか。薬を飲んだかどうかはっきりしないなんて。

 一足早く帰宅したAoaoに、「様子を教えて!」とどんなにしつこくメールをしたか、どうぞご想像ください。


 大丈夫。Bettyは元気です。ごはんが足りないって怒っています。まだすこしゆるいので、そんなにたくさんもらえません。だからママはおおげさなんだって。


イケアの保存用ピンチを
ひとつずつ掠め取って
冷蔵庫の下にたくさんいれてしまうのも
吾輩の仕業である。

 このブログを書いている間に、吾輩はママが作ったBettyのスープを全部こぼしちゃった。お腹にやさしい素材を煮込んで、どろどろにして漉してスープを取り分けて、けっこう今日もがんばってたんだけど。ママの気分はかなりmisery・・・。

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